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届かない吐息
【その他 官能小説】

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届かない吐息-2

「我慢してるのに可愛い声聞かされたら、期待に応えない訳にはいかないよね」くすくす、と笑いながら腰を撫で腿を撫でる掌に言葉など紡げ無い。
ぐい、と開かれた両足の間をじっと見られて隠すこともできず期待に熱くなっていく。
「見てるだけなのにひくついちゃってぐっじゅぐじゅ。すっげやらしいね。でもまだお預けだよ〜足はそのままね」貴方は自分のバックの中から何かを取り出して私に目隠しをした。
「めちゃくちゃにしたいって言ったデショ?覚悟してね」耳元に貴方の声、闇の中では肌に触れた髪の感触にすら感じてしまう。
ヒヤリとした硬質なものがあそこに当てられる。次の瞬間ヴィィィと機械音が響き悲鳴のような嬌声をあげ私の体は跳ねた。
「なっ・・・にっこれぇぇ・・!!!」
「ん?ローター。気持ちいいでしょ?」生暖かい感触が胸の尖りをくわえて笑う。
揺れる息にすら震える体を機械が追いつめて。
「やっ・・っく・・イクぅっ・・・!!」びくんびくんと快楽に跳ねる体悲鳴のような嬌声が響く。「可愛いなぁ・・あと5回ぐらいイっておこうか?」更に強い振動が体に伝わりもう痛いほどに感じて涙混じりで喘ぐ。
「イキまくってる優紀可愛すぎ・・・」ぐちゅっ・・と水音と共に熱い質量が私を穿つ。
「んぁぁぁぁっ・・・」気持ちよすぎて頭の中が真っ白になり自ら腰を振り打ちつけられる痛みや音にすら興奮が止まらない。
ずりゅ・・・と中の一ヶ所を抉られて体が反る。
「そっこっ・・・っめ・・・」切れ切れに懇願すればがっちり腰を掴んでそこを集中的に攻められ乳首を噛まれて、ぶしゃっと蜜を吐きながら私は意識を失った。


「あ、起きた。」目を開けたらほっとした笑顔の貴方。
一瞬状況が理解できなくて見つめてしまう。
「感じすぎて気絶したの覚えてる?」顔にかかった髪をはらってくれながら笑う姿にきゅん、とする心。
「ば・・・か」掠れきった声が出て自分に驚いた。
「はい」手渡されたのは水。がぶがぶと飲んでじと目で見上げた。腰も痛いし乳首もじんじんと痛い。
「たまにはいつもと違うえっちしようかと思って玩具買って電話してみたら優紀が一人でしてたから止まらなくてさ。階下から走って来ちゃった。でも気持ちよかったよね?」悪びれず笑う貴方を殴った。
「なんで彼女でもない私にそんなにするのよ」自分の言った言葉に自分の心が裂けた。
「は?」きょとん!とした顔の貴方。
「・・・優紀、あんなに好き好き俺に言っておいて何言ってんの?」
「・・・・・・・は?」こっちがきょとんとしてしまう。
「優紀何時もイク時とかイク直前に剛好きっ・・って言うから俺も好きだよって・・・何覚えてないの?」少し呆れた感じで言われてフリーズしてしまう。だってそんな言った覚えないっ・・・。
「何、優紀俺のことなんだと思ってたの!?」うわぁショック〜とか言われてもこっちが大ショックだっての・・・。
「・・・・・・じゃあちゃんと改めて言おうか。優紀大好き」ぎゅ。と抱きしめられて降ってくるキス。
ぽろぽろと涙が溢れて頬を伝い落ちていく。
「優紀は?」優しく問いかけられてこっくりと頷いた。
「良かった。優紀はちゃんと俺の彼女だから浮気とかしちゃダメだからなっ」
そんな言葉に笑いながら涙が止まらない。
好きだよ、剛・・・。もう一人で抱え込んでなくていいんだね・・・。
「気持ちも確かめあったしまたシヨっか?玩具使ってまた優紀イカせまくりたいし♪」
「っのバカ。もうやだ!」
他愛ないやりとりにすら心が暖かい。
これからもよろしく・・・彼氏さん。


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