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桜が咲く頃
【ファンタジー 恋愛小説】

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桜が咲く頃〜疑問〜-2

『そういえば、矮助様が連れてきた人、もう風邪治ったって聞いたけど、まだあの部屋使ってるよね?』

(ん?)
鈴は聞耳を立てる。

『あぁ、あの雨の日に矮助様が連れてきた人ね』

『そうそう。
あの人、矮助様とどぉいぅ関係?』

『なんでも、矮助様の友達で、観光しにこっちに来たらしいよ』

『それで、この屋敷を宿代わりにしてるの?』

『みたい』

『へ〜。
矮助様と出かけたとこみたことないけど、一人で回ってるのかな?』

『そうなんじゃない?
ほら、矮助様今狙われてるらしいから、一緒にいたら危ないんじゃない?』

『そっかぁ』

等と話ながら二人は去って行った。


(俺の、ことか…?)

鈴は呆気にとられた。
さっき聞いた話が信じられなかった。

(友達?
観光?
矮助が狙われてる…!?
なんだそれは…!!
俺はアイツの護衛だろ?
それにアイツは
[俺は今誰からも狙われてない]
そう言っていた…
なんなんだ!?
一体どっちが本当なんだ!?
友達って誰だ!?
そんな話聞いてないぞ!)

鈴の思考はぐるぐる廻り続け

(そう言えばアイツ前に
[俺の専属の護衛は鈴だけだよ]
そう言った。
アイツ専属の護衛が俺一人なら、出かける時、俺を連れていかないのはおかしい…
しかし、俺が護衛ではなく、友達なら…
連れていかなくても、おかしくない…
そうだ!
いくら専属の護衛とはいえ、一緒に飯を食うなんて、そんなことを主がするなんて、おかしいじゃないか!!
でも友達なら納得がいく…
何故だ…?
俺はアイツと雇用契約を結んだのに、何故周りには友達だと言うんだ?
アイツは俺のこと、友達だと思っているのか?

まさか、友達を危険な目にあわせないようにするため、わざと連れて行かないのか…?

まさか──)


鈴は、わからなくなってしまった…


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