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ねこ♪ネコ♪小猫♪
【学園物 官能小説】

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ねこ♪ネコ♪小猫♪2-6

「どうして、そうなったのよ?!」
席に着くなり私はネコに問い質す。
「へっ?」
「だから、どうして小坂とエッチしたのよ!」
間抜けなネコの返事にちょっと苛ついたが、再度聞く。ネコは顔を赤くして小声で答えた。
「昨日の帰り、小坂に声かけられて、資料片付ける手伝いしてたら…。その…。」
へっ?!まさか大学でしたの?うそぉ!はっ!!落ち着いて!落ち着いて!!それよりも、今は理由を聞かなきゃ!
私は気持ちを落ち着かせて、疑問に思っていた事を聞いた。
「でも、なんでセフレなのよ?告白されなかったの?」
ネコはきょとんとした顔で聞き返してくる。
「告白?」
「そう。好きって言われなかったの?」
またしてもネコはわからないと言った感じで聞き返してくる。
「なんで?」
なんで?って…。
「だってエッチしたんでしょ?」
「うん。」
私の問いにネコは素直に頷く。なんだか釈然としない私は、尚も問い掛ける。
「エッチは好きな人とするもんでしょ?」
「私、小坂の事、好きだよ。」
さらりと帰って来た衝撃の告白に言葉を失い、私は、
「…なら…いいけど…。」
としか、答えられなかった。でも、まだ納得はしてない。
そもそも、ネコは小坂の事を知らなかった。他の女の子達が小坂を見てキャーキャー言ってたのに…。
それにネコは中学の時に男友達に言われた言葉から、自分が『女』である事を嫌ってる。男性に対して少なからず嫌悪感があるのも確かだ。
そんなネコが最近出来たばかりの男友達と、エッチして、しかもセフレになるなんて、可笑しすぎる。
何かあるのかもしれない。
さっきの告白だって『好き』に重みがなかった。まるで友達の事を好きって言うような。そう『LOVE』じゃなくて『LIKE』。ここは慎重にセフレになった経緯を聞かなくては…。
「でも、なんでセフレなのよ。」
「だって、男友達の事、セフレって言うんでしょ?」
はぁ?
目が点になり、何も言えない私の前で、ネコは話続ける。
「私、知らなかったぁ。セックスすれば男の子と友達になれるんだよねぇ。もっと早くに知ってれば良かったよ。そしたら…」
「ちょっ、ちょっと待ったぁぁぁ!」
ネコが恐ろしい事を言いそうで、私は急いで言葉を遮り確認する。
「それ、小坂が言ったの?」
「ううん、違うよ。小坂とセックスして気が付いた。」
はぁぁ??なんでそうなるの??
ますます、わからなくなる私を前に、ネコは小坂とのエッチの話をして来た。
「小坂ね。すっごく優しかったんだよ。髪なでてくれて、身体中にキスしてくれて…。私、自分の身体、嫌いだけど、小坂が優しくしてくれたから、好きになれそうなんだ。」
ネコがにっこり幸せそうに微笑むから、私は他に何も言えなかった。
でもね、ネコ。エッチは好きな人とするけど、1番好きな人とじゃなきゃ、しちゃ駄目だよ。
小坂に会わなきゃ。小坂の本当の気持ちを聞く為に。
ネコ、ごめん。私、出しゃばるね…。
私は小坂に会う決意をした。


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