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1初恋〜早すぎる別れ
【学園物 恋愛小説】

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5再び歩き出した君〜久しぶりの登校-2

「いや・・・・さすがに一日にあんだけ転んだら忘れないだろ・・・・」



「・・・・忘れてたくせに・・・・・」



ムッとした顔で刹那を見つめる。



「・・・・っ・・・・それは悪かったけど・・・・」



刹那は分の悪そうな顔で晴美から視線を外した。



「冗談だよ、前にも言ったように全然気にしてないよ。」



刹那と晴美は視線をあわせ共に笑った。



「・・・・ごめんけど、そこでバカップルみたいに

 いちゃつくの止めてくれないかな?優希が近づけないでいるんだけど・・・・・」



刹那がすぐさま離れると晴美は切なそうな顔をした。

そして優希は2人の雰囲気に押されて呆然としていた。



「誰がバカップルだ!誰が!まだ付き合ってないわ!」



刹那は真っ赤になりながら文句を言う。



「でも間違っても美晴じゃあないってこと忘れないでね。」



「当たり前だ、美晴と晴美は顔が似ているだけで

 性格は全然違うってことぐらい知ってるし、

俺は晴美と美晴をもう間違ったりはしないから・・・・・」



真剣な表情のまま刹那は那美を見つめた。

あと晴美を見つめた・・・・



「その顔を見たら安心したよ・・・大丈夫そうだね」



「ああ・・・・・そういえば時間大丈夫か?」



時計を見つめると既に遅刻ぎりぎりの時間になっていた。


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