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腐肉
【SM 官能小説】

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腐肉(その3)-2

「あっ、あっ…ん…」
 喉咽の奥から淫靡な痺楽とも苦渋ともつかない搾るような嗚咽がほとばしり出る。
 尻穴の粘膜が熱く吸着度を増し、自分でも信じられないほど男のものをしっかり受け入れ、直腸の肉
襞が小刻みに痙攣し急速に収縮しはじめるのだった。  

 僕は男の肉棒が挿入された臀部を突き返すようにのけぞり、自分でも気が遠くなりそうになりながら
熱っぽい喘ぎを繰り返した。男が挿入したものの反復をゆっくり始めると、僕の貫通されたアヌスの粘
膜には、快感とも苦痛とも言えない痛みが襲ってくるのだった。
 ギシギシとベットが鳴り、男と僕の体が一つ肉の塊になったように激しく揺れる。男は額を赤く紅潮
させながら、腰を蠕動させ息を弾ませていた。火で焼かれ真っ赤になった鉄棒のような男のものを尻に
咥え、僕は背中を悩ましく喘がせながら汗でしっとり濡れた髪をふり乱した。
 
 男の巨大な男根を僕の肛門が奥深く受け入れ、男の固い垂れ袋が僕の尻肌に吸いつき肌の擦れ合う音
がした。後ろ手に縛られた僕は背中をくねらすように悶え、その苦痛に耐えるように白い喉を艶めかし
く動かす。男の焼けたように熱く硬い肉塊は、僕の肛門の肉襞を溶かすようにねじ込まれていく。

 僕は女が男に犯されるような肉の悦びに浸っていた…
 強引に男茎を挿入され擦れるような尻襞の快感は、僕の肉棒が女の秘肉で優しく包み込まれ射精する
こととは比べようがないくらい奥深く濃密な悦楽だった。


あれは僕が中学生になった頃だった…
 
 あの頃僕は、叔母のいない部屋に忍び込み、鏡台の前で叔母の口紅を塗ることに淫靡な欲情を感じる
ようになっていた。そして何よりも、あの頃の僕は叔母に心を寄せていた。
 叔母は都心の下町で小料理店をやっていた。早く叔父を亡くした叔母は、それからずっと独身でその
頃はすでに四十歳を過ぎていた。叔母は美人というよりは、どこか昔の少女の頃の面影のある可愛いら
しさを残した色白の顔と愛くるしい唇が印象的な女性だった。
 そしていつも和服姿の叔母は艶やかな黒髪を結い上げ、雪肌のうっとりとするようなきれいなうなじ
を見せていた。やや小柄な叔母だったが、豊満な胸と肉惑的な少し小太りの体からは、いつも成熟した
女の甘い果実のような匂いを漂わせていた。

 両親のいない僕は、あの頃祖父母の家に引き取られていたが、近くにある叔母の店にときどき学校の
帰りに寄ることがあった。そして叔母が店にいないとき、僕は叔母の部屋の箪笥から叔母の下着を手に
取り、その匂いを嗅ぐことで股間を硬くするようになっていた。
 僕は鏡台の前で裸になり叔母の下着を身につけるとき、淫靡に胸をときめかせていた。
 細かい刺繍の入った滑らかなシルクの黒いスリップやパンティが肌に吸いつくように密着するとき、
僕は叔母自身の女の肌を感じたものだった。
 そして、鏡の前であの叔母の薄紅色の口紅を塗りながら僕は股間を疼かせていた。
 叔母の薄い肌触りのパンティの中で、僕のまだ少し皮をかぶった性器の棒先は少しずつ硬くなり、そ
の包まれた皮を破るようにピンク色の濡れた亀頭をしっかりともたげていた。
 僕は叔母と会うごとに、下着姿の叔母と、その下着に包まれたあたたかな乳房やまだ見たこともない
黒々と艶やかな茂みから漂う匂いを想像したものだった。
 
 叔母は、店でいつも愛嬌のいいどこか甘えるような声で男のお客を魅了していたようだった。
 でも不思議と叔母に男関係の噂を耳にすることはなかった。ときどき祖父母に叔母は再婚を勧められ
ていたようだったが、笑いながら首を横にふっていた。


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