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異世界の放浪者
【ファンタジー 恋愛小説】

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異世界の放浪者 第二話-1

あなたは今住んでる世界とは他の世界があると思いますか?恐らくこの世界しかないと考えてる人もいるかもしれない。だが今…俺はわけもわからぬ世界にいる。普通の人もいるが…。
「なんだあれ…」
そう言ってとある生物であろうものを指差す。蛇のような顔に人のような二本の手。そして二足歩行とゆう奇妙な生物であった。
「あれは他の世界から来た放浪者よ」
「放浪…者?」
「あ〜まだ話してないんだったね?後で話してあげるよ。まず服買いに行きましょ」
そう言ってどんどんと人込みの中を歩いてゆく。俺はそんな彼女から離れないようについて行く。

あれから…

「よし服買いに行きましょ!」
っと彼女に突然言われた。
「って…なんで!?」
「まぁ色々説明省けるし…その格好じゃあね…」
そう言って俺を見てくる。俺の格好はパジャマ姿で別に目立っている様子はなかった。まぁこの格好で出かけたりしたら恐らく変な目で見られるであろうが。
「ちょっと鞄の中見させてもらったんだけど…木の短い棒になんか持つものがあるやつと白い服みたいなのと黒いひもみたいなのあったんだけど…んと…何これ?」
「トンファーと道着です」
「ふ〜ん…君の世界ってこんなのあるんだ」
と言っても持ってるやつといったらあんまりいるとは限らない代物だ。俺は空手部に所属していたので持っていた。それだけである。
「あの〜さっきからなんかここが別の世界のように言ってますけど…」
「そだよ?」
「え?」
「さっき言ったでしょ?ニュートリアルにようこそって」
「言いましたけど…」
「まぁ詳しい話はあとにするから。んじゃこれ着て行くよ♪あっ!そのトンファーとやらもってきてね」
そう言って一つのローブを手渡された。俺はそのローブを渋々羽織る。


まぁここが何処であれしばらくは帰れそうにないようだ。この不思議な世界。なにも知らないこの世界。俺はこれからどうなるのか…。でもファンタジー的なこの世界に自分は少々好奇心がわいてきている。


「ついたよ〜」
彼女の言葉を聞き我に返る。目の前の店には見慣れぬ服が色々置かれていた。
「ん〜…男の人の服って何がいいのかしら?」
彼女はそう言って適当にに服を取り俺の体にあてがっていく。
服はいつも着ているジーパンとは少し遠いようなものだった。動きやすい格好が目的なのだと自分の頭の中で勝手に理解する。
「まぁこれでいっか」
一つのズボンと服を手にとった。
「これでいいわね?」
「あっ…ああ」
返す言葉がそれしかなかったような気がする。彼女の顔が嫌だって言うなよっと言いたげな顔だったからだ。
「んじゃ奥に着替えるところがあるからこの服もってっと…着替えてらっしゃい」
そうゆうと彼女は持ってた服を俺に渡し奥へと追いやった。渡された服を見る限り自分には盗賊的な感じの服装に思えた。
そう思いつつちゃっちゃと服を脱ぎ服を着替えローブを羽織る。ローブを羽織るといかにも旅にでるような格好。ローブをとると盗賊のような格好となった。


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