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秘書の恋
【OL/お姉さん 官能小説】

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約束…2-4

じらさないで――

そう思ったとき、カツカツとパンプスの音がトイレに響いた。
あたしは息を止めるようにして手で口を押さえる。
そんなあたしを見て真鍋はその指先をまた優しく撫で回し出したのだ。

「…!!」

パンプスの音の主は個室に入らない。
化粧直し…?

いや、そんなこと考えてる場合じゃなくて…

「は…ぁ」

口を押さえていても、小さく漏れてしまう吐息。

背中に当たっている個室の壁が、不自然に揺れてガタガタと音を鳴らす。

バクバクとまるで音が聞こえてきそうなほどの心臓の高鳴り。

そんなに撫でないで…と心の中で叫んで、目で訴えるけど真鍋はそんなあたしの気持ちは知らないという風に、ゆっくりとくすぐったくなるくらいの手つきで触れていく。


その状況に耐えていると、またパンプスの音がし出した。
トイレから出ていったようだ。

あたしは口をふさいでいた手を口元から離す。

「怖かったですか…?

でも…これくらいさせて下さい…
俺は他の男にすがりついてしまった女性を許せるほど大人じゃないから…」

真鍋はあたしのスカートを強引にめくると、左脚を持ち上げてパンプスを脱がせた。
パンプスが転がり落ちる音が響く。

「あ…真鍋何するのっ…」

言い終わらないうちにあたしのストッキングと下着を同時におろしていく。

片脚は真鍋に持ち上げられて、一本の脚と壁にもたれ掛かっているだけで体を支えているから、抵抗できるはずもない。

ストッキングと下着が片方の脚に引っかかっているだけの状態になる。
恥ずかしくて太ももをくっつけようとするのだけど真鍋はあたしの左脚を持ったままで。

「真鍋…恥ずかしいよ…」

洋式トイレのふたにあたしのその持っていた脚をおろすと、真鍋はひざまずく。
あたしの脚は震えていて…

「あ…!
そんなに広げないでっ…」

真鍋があたしのそれを親指で広げるから、恥ずかしすぎて顔をそらしてしまう。

「見ないで、お願い…!」

「――ちゃんと、こっち見て下さい」

「も…いやっ…ぁあっ!」

いきなりの舌の刺激に、それに熱が集中していく――
唇を押しつけるようにしながら、舌をあたしの中にまで。


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