投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

fantasy ability
【その他 その他小説】

fantasy abilityの最初へ fantasy ability 161 fantasy ability 163 fantasy abilityの最後へ

reality ability‐第7話‐無意識の中の“真実”‥‥更なる“覚醒(チカラ)”‐-1

‐???‐

何処の城内だろうか?立派な銅像や絵が飾ってある。大富豪でもなければ無理な事だ。その大広間は尋常じゃない広さがあった。

「‥‥。黒神に、佐神(さがみ)‥。出てこい‥‥!」

野太い男の声だった。重圧感があり威圧感がより際立って感じられた。

『はっ!“カオス”様、ここに‥!』

黒神と誑笥を襲った冥界神、佐神が瞬時に姿を現した。

「“記憶の欠片”はどうした‥‥?」

“カオス”は静かに言うが、重々しい声と威圧感が漂う雰囲気に黒神の顔は青ざめていた。

「言い訳はしません。ですが、山崎 皇希及び黒神をほぼ破滅に追い込んだ者の力が“カオス”様と同等とは‥‥」

佐神が冷静に言う。すると、“カオス”が少し考えて喋った。

「‥‥。予定外と言うのか‥‥?」

“カオス”は二人を睨んだ。黒神は更に青ざめて身体を震わした。佐神も雰囲気に呑み込まれたように身体を震わし始めた。

「まぁ、いい‥‥。この失態は次に期待しておこう‥‥。“命”を賭けてな‥‥!」

“カオス”が笑うように言う。が、黒神と佐神は冷や汗を流していた。

「そこでだ、奴らは必ずここに来る‥‥!準備をしとけ‥‥!」
『はっ!!』

黒神と佐神は一瞬で姿を消した。“カオス”は前だけを見つめていた。





‐???‐

「‥‥、どこにいる?無神 絢音?」

辺りは薄暗く奥は見えなかった。そんな所に、皇希は裸でいた。皇希の身体に違和感があった。
それははっきりしていた。筋肉質なのだ。華奢な身体だったはずなのに、筋肉が至る所に付いていたのだ。いつの間に、付いたんだろうか。

「‥‥‥」
「何の真似だ?」

急に皇希の目の前には皇希自身が姿を現した。皇希は今までにない表情で睨んだ。

「‥‥‥」
「‥‥何か言えよ!?この!」

皇希は右腕で殴り襲った。しかし、目の前に現れた皇希は半身で軽々しく躱した。

「‥‥‥」
「くっ!‥‥俺はお前みたいに力が欲しいんじゃない!」

再度、皇希は左腕で殴り襲った。やはり、目の前の皇希は半身で軽々しく躱した。


fantasy abilityの最初へ fantasy ability 161 fantasy ability 163 fantasy abilityの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前