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なんつーこった!
【学園物 恋愛小説】

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なんつーこった!第二話-2

驚いて前によろめきながら後ろを振り返ると、いつの間にかそこには会長がいた。
やはり階段で会った人だ。
「俺に何の用だ?狭山良登くん。」微笑みながら聞いてくる。
「な!何で僕の名前を?」
「君は転校生だ。校内では既に有名、その上俺は生徒会長だ。知っていて当然だろ」と何でもなさそうに言う会長。
「ああ、そうだ。自己紹介がまだだったな。俺は露原永秀(つゆばらながひで)。知っての通り生徒会長だ。ヨロシク。」
自分の胸を親指で示した。


「で、何の用なんだ?良登くん。」と改めて聞いてくる露原会長。
既にに日は沈みきっていて、外は薄暗い。
「えぇっと、その………」
何の用という訳でもなく、只単に会おうと思っただけで、特に何をしようという訳ではなかったのだ。
「思った事を素直に言ってくれ」にこやかに言う露原会長。
ここは、もう言うしかない。意を決して良登は口を開いた。
「「一目惚れしました」」


つづく


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