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秋と春か夏か冬
【学園物 恋愛小説】

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秋と春か夏か冬〜15話『いまさらだけどタイトル変だよね。気付けばもう15話だし…。まぁ愚痴ってみたけど、ここにいれる題名が浮かばなかっただけで本編とはなんら関係ありません。では15話どうぞ』〜-6

「これで逆転だな」

勝ち誇った杏子が言う。

「ま、まだだ!俺たちの攻撃が残ってる!まだチャンスはある!勝負は最後までわからないんだ!」

おっしゃる通り!でも……無駄だと思います。

「鈴音…ピッチャー代わろう」

「はい♪お願いしますね杏子さん」

ていうか酒クセーな杏子のやつ。飲んできやがったな。

まぁでも大丈夫だろう。

もう守備の俺たちは、座っていても勝てる。
何も心配することはない。心配するとしたら、杏子の球をとるキャッチャーの拓也だけだ。


当然……

ズドン!ズドン!ズドン!

「アウト!げ、ゲームセット!」

3者3振…たった9球で終わらせる杏子…。


俺たちは勝ってしまった。当たり前か…。
杏子が入った時点で、俺たちは世界一強いド素人チームになっていたのだから…。

もう1度言う。
野球を一生懸命やってる方に謝れバカ野郎!


隣で運営者は泣いていた。

「だからダメと言ったんだ。あいつは過去にも町おこしのイベントに参加し……優勝して、笑いながら賞金を………根こそぎ…奪っていったんだ…うぅ…」

…同情する。トラウマになるのも無理はない。


その張本人は…

「はっはっは♪♪優勝だな!今度の連休は、みんなで温泉に行くぞ!!!
だが、その前に前哨戦ということで……先生のオゴリで、みんなを焼き肉に連れてってやる♪」

このハイテンションは…飲みすぎだよ。
しかもオゴリと言っても賞金だろ…。
さすがにインチキ臭い試合だったし賞金は返したほうが…

ぐぅ〜


……………。



焼き肉…おいしく食べさせて貰います。



次回、温泉編。

つづく…。


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