投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

秋と春か夏か冬
【学園物 恋愛小説】

秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 108 秋と春か夏か冬 110 秋と春か夏か冬の最後へ

秋と春か夏か冬〜15話『いまさらだけどタイトル変だよね。気付けばもう15話だし…。まぁ愚痴ってみたけど、ここにいれる題名が浮かばなかっただけで本編とはなんら関係ありません。では15話どうぞ』〜-5

経験者の奏樹と、運動神経抜群の恭介が守る2、3塁間。
そこに打球を絞らせ…なんとかアウトをとっていくも、ジワジワ離される…。

最終回、6対3で負けている。

俺たちが先攻なので、少なくとも同点にしないと負けてしまう…。

2アウト1、2塁…バッターは恭介。

(次の香織じゃ打てないよな……となるとホームランしかないか…)

そう思って意気込む……が…なんと!敬遠されてしまう。

観客からブーイングが飛ぶが…くっ…勝つための正攻法だろう……。

そして…

ラストバッターの香織は、すでに2ストライクに追い込まれてしまった…。

(ここまでか……)

誰もがそう思った…………その時!

「ちょっと待ったぁー」


夕日をバックに、さっそうと現れるシルエット…。

「審判!バッター交代だ」

呼んだのを忘れていた………作者もすっかり忘れていた。
作中最強のお方……トランプに例えるとジョーカーにふさわしいだろう…。



杏子の登場である…。

杏子の顔を見るなり、突然運営者が慌て出す……。

「ままま、待て!交代はダメだ。認めない!」

杏子が不満げに話す。

「なぜだ?いいじゃないか……ルールに問題はない…それともアレか?元・甲子園投手ともあろう男が…女相手に逃げるのか?」

杏子はピッチャーを挑発する。
ピッチャーもここまで言われて黙ってはいない。

「大丈夫ですよ会長さん。あと1球で終わりますから」

……やめた方が良い…確実に死亡フラグだぞ…。


心の中でピッチャーに同情する恭介…。

そして…


カキーン!

「な、な……」

「おーおー…飛ぶもんだなぁ♪」

ボールは見えなくなった………飛びすぎ。代打、逆転満塁ホームラン。


秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 108 秋と春か夏か冬 110 秋と春か夏か冬の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前