投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

秋と春か夏か冬
【学園物 恋愛小説】

秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 80 秋と春か夏か冬 82 秋と春か夏か冬の最後へ

秋と春か夏か冬 12話〜『サヨウナラ』〜-6

……美雪…。

お前と再会できるか……わかんないけど…俺はもう1度会いたい。

会って言いたいことがあるんだ。
それは友達として?恋人として?
そんなんどーでも良い!

…冬白美雪と出会った…1人の人として……秋津恭介が言いたいんだ。


まず謝りたい。

『遅れてごめん』って。

そして文句を言いたい。

『勝手に行くんじゃねーよバカ野郎』って。

そして……次に…こう言うんだ。

『やっと帰ってきたな…おかえり美雪』って。


その時がいつかは……わからない…だから……それまで………美雪……


さようなら。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あれから…なん分たっただろう?

時間はわからないが…少ししてから杏子…それに理緒、鈴もやって来た。

「…間に合ったか?」

杏子が聞いてくる。


「……いいや、駄目だった…」

「…そうか……」


「…恭介…」

理緒は口を開くが、そこから先が出てこなかった。

鈴音は何も言えずに落ち込んでいる。




(…あれ?みんな誤解してない?)



とりあえず場の空気が重いので恭介が誤解をとく。

「みんな…勘違いしてるぞ。確かに間に合わなかったが、落ち込んでない…まぁ少しはヘコんでるが大丈夫だ。てゆーか…いかにも美雪らしくて笑っちまうくらいだよ」

そう言って笑う恭介。


秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 80 秋と春か夏か冬 82 秋と春か夏か冬の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前