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茶色い目
【ホラー 官能小説】

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茶色い目-2

布団の中から女の荒い鼻息がします。私の体のほとんど全体を覆いかぶさるようにして、女が近づいてきました。

私の胸元に女の息がかかります。私を覆う布団がゆっくりと持ち上がり長い髪の女が顔を私に近づけると茶色く濁った目で私の事を見てニタァーと笑いました。

私に触れそうなくらいに間近まで顔を近づけて女は口を大きく開きました。口の中は血のように赤い唾液にまみれていました。

女は大きく開いた口から牛のように長く大きな舌を出すと私の顔をびちゃびちゃと舐めました。真っ赤な唾液に濡れ、私の顔が返り血を浴びたかのように真っ赤に染まりました。

女は私の体をベロベロと容赦なく舐めまわしました。恐怖のためか、金縛りなのか、私の体は完全に自由を奪われて固まってしまいました。

女が何をしようとしているのか、なぜ、私の事を嘗め回すのか・・すぐに気付かされる事になりました。

女は私の体を唾液で赤く染めながら、乱暴に舐め続けました。そして、私の敏感な場所までも、ねっとりと赤く染め上げていきました。

べちゃべちゃべちゃ・・私の太腿の間に顔をうずめて、ベトベトした長く大きな舌で私の敏感な場所を、女は舐めまわしました。

私は犯され死んだこの女に同じような目に合わされるのか?私を犯すつもりなのか?

女は私を犯すよりも、もっと恐ろしい事をしようとしていたのです。女は私のお腹を爪でなぞるように引っかいてきました。カッターナイフで切りつけられたような痛みが走ります。

そして、私は味わった事の無い感覚を味わう事になりました。私のおなかがゆっくりと裂けていくのがわかります。裂け目は私の敏感な割れ目まで避けていき一本の赤いスジを作りました。

割れ目からおなかまでつながった赤い切れ目をぐちゃあぁーと音をたてながら押し広げて女の舌が侵入してきました。

びしゃっびしゃっ・・ぐちゅっぐちゅっ・・

女は私の真っ赤な子宮をじかに舐めまわしました。おなかの中の内臓が揺さぶられるような振動を感じます。

ぁうっ・・ぁうっ・・ぁうっ・・・

私は白目をむき口を半開きにして、ヨダレをダラダラと垂れ流しにして、女のされるがままになりました。

私は気を失いました。朝、起きたとき、それはただの夢だったと思いました。私の体は赤くは染まっていませんでしたし、おなかも裂けてはいなかったからです。

怖い夢を見たなぁ。それで、おしまいのはずでした。それから数年後、私は結婚と同時に子供の産めない体だという事を知らされました。原因は子宮が変形しているからとの事でした。


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