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恋は盲目
【学園物 恋愛小説】

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恋は盲目……恐怖の大魔王…………No.5-13

「お父さん!私決めたわ!!誠と結婚する!」


「おやおや、男にうるさい響子にしては珍しい。誠くんのどこが気に入ったんだい?」

溺愛している愛娘に目を細めて尋ねる善幸


「うーん……そうね、強いて挙げるなら私になびかない態度かしら?」

小首を傾げて答える愛娘

「そうだろう、そうだろう。こんな完璧な響子になびかない男なんてお父さんも始めて見たよ。しかし、誠くんは誰かに似ているのだが……」


最後は独り言のようだが、見事な親バカである白鳥善幸。


この最後の疑問が後に彼の人生最大のサプライズを引き起こそうとは夢にも思わない善幸であった。




つづく


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