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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?4〜順調で幸せな一日と難問の前兆?〜-7

「…誠司君は、あくまで『霧澤 玲』を見ているものね……」

――扉が開く。
その間、空白の中にあった誠司は――

「…当然です」

揺るがない意志を以て、笑みを返した。
「ふふ…誠司君らしい」
対する玲はそう呟くと、誠司を部屋へと招き入れる。
「さ、入って」
「…失礼します」
促され、部屋に入る誠司。その後に玲が続き、彼女は後ろ手に、扉を閉めた。


「…やっぱり、いつ見てもすごいですね…」
広いリビングに立った誠司の口から、純粋な感嘆が漏れる。
その目に映るのは、青を基調とした清楚にして質素、しかしどこか華麗なインテリア。

窓からのぞむ景色を遮るカーテンに、定められた役割をもって点在するソファや椅子は、青。それらは上から振り注ぐ人工の光に照らされ、部屋全体に微かな青を撒く。
テレビやパソコンといった家電製品は、どれも最近の物ばかり。その色も部屋に合わせたのか、青ないし白。
そして装飾の一部には、明らかに値が張るであろうと推測されるものもあり。
その全てはしっかりと調和し、部屋全体に「安らぎ」を生み出す。

そのさまを、既に何度も目の当たりにしていたはずなのに、誠司はまたため息をこぼしてしまう。
と、そこへ、コートを脱ぎながら玲が言った。
「あら、私のなんてまだ控え目な方よ?人によっては、更に豪華になるもの」
すると言葉を耳に入れた誠司は、言われた内容に思わず振り返る。
「これでまだ控え目ですかっ?」
「まあ、そうなるわね」
そんな誠司に、コート用のハンガーを差し出しながら、玲は頷いた。そして彼がハンガーを受け取ると、言葉を続ける。
「でも、私はこれで充分だと思ってるわ。役職が役職だから最低限の華やかさは必要だと思うけど、家は本来寛ぐ場所でしょ?」
「…同感です」
意を求める問いかけの内容に対し、誠司は同意を示す。脱いだコートにハンガーを通し、玲に渡しながら、思う事をはっきりと言った。
「庶民な俺が言うのもなんですけど、必要以上の装飾はかえって息苦しいと思います」
それを聞いた玲は、受け取った誠司のコートと自分のコートを、クローゼットらしき所にかけ、「少なくとも私はそう思うわ」と相槌を打ったのだが――

「……ところで、誠司君」

笑みを浮かべながら、彼女は振り返った。言葉は、話題転換のそれだが――

「…今は何時かしら?」

――その笑みは、明らかな妖しさをたたえたもの。
そしてその目は、明らかな艶っぽさを宿したもの。
「えと……7時前、です」
その笑みと眼差しが意味するものをよく知っている誠司は、内心で冷や汗を流しつつ、問いかけに答えた。すると案の定、玲はゆっくりと近付いてくる。
「7時前……なら、一回は大丈夫よね…」
囁かれ、理性が抗えなくなる。
抱きつかれ、体が動かせなくなる。
見つめられ、視線が逸らせなくなる。
そうやってどんどん誠司に絡みつき、捕らえていくさまは、あまりにも妖艶。その様子に、誠司は否が応でも息を荒げてしまう。
もっとも、それこそが玲の狙い。彼女は誠司が興奮してきた事に気を良くして、益々誠司を誘い始める。


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