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命日が誕生日
【コメディ 恋愛小説】

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命日が誕生日13-4

『あ!ちょっと待って!!
成仏は!?そうよ…!
零…はじめに言ってたもの記憶を取り戻してリセットするんだって…
自分はその為に此処に呼んだ…契約したって!!』


 …………


『結論から言うと…
  ……可能よ…』

『やったぁ嵐!!
これなら零の事…助けられるかも!?』

 …………

『ふぅ…そぅ…
零はそぅ言って此処に来たの……成程…ね…』

『??…どうしたの?』


『それは恐らく嘘よ…』

『……え?…』


『魂の呪縛ってのはね…
本当に厄介なのよ…
悪霊とかは意識(存在)が
ほとんど消えてるから
幾らでもやりようがあるんけどね…
零のような純粋に幽体化して、存在と魂が固定してしまうと…絶望的ね』


『……でも!!』


『零はずっと1人だったのよ…もぅ何百年も…
考えてもみて…
もぅ此処は零の生きていた時代じゃ無いの…
景色も人も何もかもが違うのよ……
思い出すにもキッカケ1つ…もぅこの世界には残ってやしないもの…』


『じゃぁ……
零は何のために……』


『私からは……
あえて言わないわ…
解ってるはずよ…
……あなたには……』


そうだ……

何と無く…解ってた…

だって前に話てくれた…

ずっと私を見てたって…

死なせちゃいけないって

    そうだ

   零は私の為に

  わたしのせいで

  死んじゃうんだ


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