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恋は盲目
【学園物 恋愛小説】

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恋は盲目…春期体育祭…No.3-5

コソコソ


「お前最後絶対、手抜いただろ?!しかも疲れたなんて笑顔でごまかしやがって。お前の疲れたとこなんて見たことないぞ!!?」

コソコソ

「しょうがないだろ、三年生には華を持たせるのが下級生としての配慮だろ!それに、一位になってたら陸上部に強制入部させられるじゃないか!」


「何を2人でコソコソ話してるんですか?」

うっ、麗さん…

「いや、ちょっとね。あっ俺さ、今日は疲れたから先帰るよ!先生とかには具合悪くてとでも誤魔化しといてくれ、じゃあな亮、さよなら麗さん!」

「おぉ」

「あっ、誠くん!!………行っちゃいました…」
「さぁーて!!」
ジロッ
「ひゃっ!なっ、何ですか?!わっ、私を食べても美味しくないですよ?!!」
ジロジロ
「ふぅーん誠はこんなのが好………」
顔が近いですぅ………もう我慢出来ません!
「しっ、失礼します!!」
ピューーーー………

「なんだ、あいつ?まぁいっか、さて今日もバイトバイト♪」


………………

ベッドに倒れ込む誠
バフッ

あー、やっぱりリレーに出るべきじゃなかったかな?

明日からも平和な生活を送れるのか心配だ…



……
陰で運動部同士が、九条誠を獲得するために熾烈な争奪戦を繰り広げていようとは知らずに、安らかな眠りにつく誠であった…


つづく


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