投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

恋は盲目
【学園物 恋愛小説】

恋は盲目の最初へ 恋は盲目 5 恋は盲目 7 恋は盲目の最後へ

恋は盲目…周りの視線…No.2-1

うーん、今日も春らしい陽気だ。

いわゆる通学日和ってやつか?

駅前で亮と待ち合わせているのだが………


おっ、いたいた!

うーむ…相も変わらず周囲を威圧しまくっている…

本人に自覚は無いのだが、まぁ…その、なんだ…外見がちょっとあれだし(笑


「よぉ、遅かったじゃねぇか!俺なんか昨日の(喧嘩の)興奮が冷めなくて朝の4時に起きてたぜ!!」


「いや、お前が早いんだ。朝からテンション高いやつだな…何時間睡眠だよ。」

全く……ん?

あれ?なんだこの周りの人からの同情の視線は…?

あぁ、なるほど。こんな朝っぱらからカツアゲされてるように見えるよな。


片や髪の毛が金に近い茶髪の大男
片や身長は高いものの、如何にも文科系な男の子

これは警察呼ばれる前に移動した方が良さそうだな。

「じゃあ行こうぜ。」


「おぅ!」


…………………
やっと教室着いた…やっぱり遠い。


おっ!
「おはよう、麗さん。」

「あっ、おはようございます誠くん」


「何だか教室が騒がしいけど何かあるの?」


「えっとですね、春の体育祭の種目決めをするそうです!私は運動苦手だから玉入れとかかな…そうだ!!一緒に玉入れしませんか?まだ定員空いてますし!」


いやー、玉入れか…
他に空いてるのは1500mリレーと借り物競争位か……


って…亮の奴、ちゃっかり借り物競争にエントリーしてるし…


「はいはーい、聞いて下さーい!」

おっ、学級委員だ、早速大変だなー…名前は確か犬飼 綾さんだったな…

「うぉら聞けそこー!!」
シュッと空気を切り裂く音

「ぐはっ」


喋っていた男子の眉間に真っ白な丸い痕がくっきり。
名前に似合わず凶暴な…
おかげでクラスメンバーの顔色は真っ青。


恋は盲目の最初へ 恋は盲目 5 恋は盲目 7 恋は盲目の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前