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命日が誕生日
【コメディ 恋愛小説】

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命日が誕生日11-2

『…しぶといですね』

「貴様!!何者だ!!」


『ふふふ…初めまして♪
私の名前は 九頭見 嵐(くずみ らん)…
あなたのマスターとなる予定の者です…♪』


「!!………成る程…
…九頭見家の…者か…
しかし兵器を使う霊術師など聞いた事無いが…」


『えぇ…確かに一族は霊術を生業にして来たようですが…なにぶん私はハイカラなもので♪』

「ふん!機械は嫌いだ」

『あら?文明と霊術の技術の融合…実に面白いとは思いませんか?』

そう淡々と言いながら再び弾をこめ…躊躇なく零に攻撃をしかける


ドゴオォーーン!!!!

しかし零は横に飛び
難無く弾を交すと、回転しながら着地する

「ふん……貴様等、九頭見は気に入らん…
それに、霊術師に協力する気はない…」


『……………
…あ…あら…?九頭見の名前をお知りなのに…
少し勘違いなさっているようですね……
九頭見は協力を仰ぎません使役するのみです!!』


そぅ叫ぶが少女はふと悲しげな顔をした……
零はそれに戸惑いを覚え少し躊躇する…

しかし少女は頭を振り気を持ち直すと、先程のおかしな武器で零を狙う

『……行けぇ!!』


チュドォーーーーン!!



……………

「く!!……この!!」

躊躇したことで、隙が出来てたのか…
零は今度はギリギリの所で何とか交す


『全く……ホントにしぶといですね……』

「何だ!?その武器は!?魂ごと消すつもりか!?」


『いえ♪これを受けても
魂はもちろん…
体も滅びませんよ♪
魂と体の繋がりを絶つ…
つまりあなたにはその体から出て頂きます♪』


 ……………


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