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信じる者は救われたい
【コメディ 恋愛小説】

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信じる者は救われたい7-1

【第7話】かしまし予定相談

人生は辛い…
辛いと感じるからこそ人は僅かに光る幸福を見付け生きて行けるのだ…

人は痛みを克服などそぅ易々と出来るものではない、大抵はただ目を瞑り徐々になれているにすぎない…

そんな事を何処ぞのお偉いさんの言葉として耳にした事がある…
先人の知恵?知った事ではない…
確に過去から学ぶ事は膨大だ…
しかし俺は自分の体、自分の目で得た事…
そして自分の周囲にいてくれる大事な人間の言葉以外は、基本的にアテにする気は無い……
よってそんな顔も声も知らぬ、存在すら確信のない人間の言葉など俺にとってたいした意味はーない……

しかし…
この目の前に広がる景色と…ふてぶてしい輩をみると…
痛いほどに解る気がしてしまうのです…

く『んでぇ〜♪結局どぅする?GW?』

雷「はい!はい!沖縄!!おーきーなーわっ!!」

風「もぉ〜×そんなの無理に決まってんじゃん↓予算もない予約も取れない!」

あ『………ばか………』

り『ったく…私はいやだぞ?!何でこいつらと貴重な休日まで顔付き合わせにゃならんのだ??』

あ『……りこ……ダメ……』

く『そぉーだょー?せっかく仲良しさん♪みーんなでGW計画立ててるんだから♪』

り『はぁ〜…勘弁してくれよ…』

風「クスクス♪まぁいいじゃない?きっと楽しいよ♪」

雷「そーです!りこさん俺と共に一春のアバンチュールを!!」

ドガッ!!!

り『鬱陶しいんだょ!寄るな!イモ虫頭!!』

雷「……酷い。泣」

あ『………イモ虫……可哀想……』

雷「え!俺じゃなくて?!いきなりネリチャギかまされた俺じゃなくて?!」

風「まぁ〜イモ虫君はほっておいて他に何かない??」

く『動物園♪』

あ『……図書館……』
り『バッティングセンター!!』

風「うーん…汗。悪くはないけど……ねぇ?」

雷「俺は!りこさんとなら例え地の果てだろうと…グハッ!!」

り『お前は良いからそこで死んでろ!!』

……………

(こいつら…当然のように俺様の周りに休憩の度にたむろしやがって…こいつらのペースにのせられるな……キレちゃーーいかん……シカトだ……シカ…ト……怒)


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