trauma-5
「…気持ちいい？」
「うん…」
百合に入っている指はいきなりの反撃に驚いたのか動くことをやめていた。それを強引にぬきさり、浩一のペ○スに顔を近づけ、口をつける。先をチロチロと舐める。浩一が頭を優しく撫でるように。
「…百合…汚いよ」
はじめて見た時はきもちわるくてたまらなかったこれも、今は自分から進んで口をつけるほど欲しがってしまう。
自分の気持ちのかわりようにますます興奮する。
ペロリと筋をなめあげ、くわえる。浩一からもでてくる汁でじゅくじゅくと派手に音をあげた。
上で悩ましげな声が聞こえる。
「うっ…百合、もういいよ」
「やだ…何がいいの？ちゃんと言ってよ」
お返しと言わんばかりに百合は舐めながら上目で言う。
「…負けないよ」
「キャァ！」
百合を抱き上げた。いわゆる、お姫様抱っこだ。
百合は浩一にしがみつきながらその大きい胸板にドキドキした。
(すごい安心する。気持ちいい。これからおっきいアレが入るんだ…浩一、大好き…)
浩一は軽く百合にキスをした。
「アアッ！…」
大きくはりつめたものが百合の股間に入っていく。二人共服を脱ぐ余裕もなく、むき出しの性器と性器とで繋がっている。
「ッアァアッ……んっ」
「気持ちいい？百合…」
「す、ごく…いいよ…」
「どうして気持ちいいの？」
「そんなの言えないわよ…アッ」
「言えよ…」
言えない。そんな恥ずかしいこと言えない。どうして男の人は私に恥ずかしい言葉をいわせたがるのか…百合は頭の片隅でボンヤリと考えた。
けれど下から送られる激しい快感でそれはいっきに吹き飛ぶ。
「…んっ、浩一、が入ってるから…」
「もっと…ハッキリ…さ」
「…浩一のアレが私に、入って、動いて、すごく気持ちいい…」
「…よくできました。俺、もう我慢できないけど…いい？」
いいよ、百合はそう呟いた。浩一がよくできました、といいながら頭を撫でたから驚いたのだ。セックス中にも頭を撫でる。…愛を感じた。
激しく打ち込まれる。息をする暇もないほど。