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小悪魔と忠実なるワンコちゃん
【幼馴染 官能小説】

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小悪魔と忠実なるワンコちゃん-6

「ああっ!!…だ、だって…感じにくいもんっ」
「胸は小さいほど敏感だと言いますしね…、そうですか。俺が可愛がってあげますよ」
そう言って、いきなり尻を掴んでは下から貫く。
「はぁんっ!!」
「しいっ!声が大きいですよ、明紅さん」
慌てて口を押さえた。
アパート壁の薄さが憎たらしい。
体位を変えての、下がり藤。
ゆっくり時々激しく突かれながらも、乳輪ごと吸い擦り抓り噛んでは痛みと伴う刺激を与えられる。
嬲られるたびに孕む官能。
「あ…やっ…もっと…してっ」
クリと膣から乳首へと、快感が繋がる。
たまらず自分で豊胸を掴んで、鬼代人の口指に差し出す。
「すごいな。乳首をいじめるだけで、きゅっきゅっと中が締まってきますよ。わかります、明紅さん?」
「…言わないでっ」
自分でも淫らにうねっているのがわかる。
足首で鬼代人の肩をかき抱く。
「思ったより小さい体ですね、明紅さん……壊してしまいそうで怖いです」
「…ん、…壊、して…よ」
鬼代人の腰が強まった。
「っ…!」
ああっ、奥まで来てる!
正常位で突かれ、声をもらすまいと必死になればなるほど、あたしの中で法悦が膨らんでゆく。
「っ…ずっと…、っは…好き、でした…」
あの大きな口で次々と肌を吸われ、耳朶まで甘噛みされた。
「……ぅあ、っ」
駄目っ!
弱い所を突かれた甘美感とシンクロして、膣の収斂がますます激しくなる。
「っおぅ、…すごい、…イイ…で、す」
苦しそうに細められた瞳が近づく。
そして唇を奪われる。
「んふぅ!」
それだけでもう、真っ白に弾けてしまった。



ダンッ。
人生初。男と迎えた翌朝は何だか、妙に気恥ずかしい。
目を合わすにも勇気がいる。
家まで送ってくれた鬼代人を運転席に押し留めて、自らトランクからキャリーバックを取り出す。
「じゃあね、昨日はありがとん。迷惑をかけたね」
「いえ、また何かあったら呼んでください」
「うん。仕事、頑張って」
バイバイと手を振るあたしに、何か言いたそうな三白眼がこっちを向く。
だけど、あえて笑顔で受け止める。
「……明紅さんも、無茶しないように」
諦めたように微笑う鬼代人。
「わかってるって!」
ギアの入る音。
「じゃ」
淋しげな横顔が視界をよぎったけど、それは見なかったフリ。
朝に見る、遠ざかるテールランプは頼りなくて……
ごめんね、鬼代人。
ちっちゃい頃からずっとずっと好きでいてくれて、ありがとう。
でも、年下。
高卒で、スーツにも出世にも無縁。いつもTシャツにGパン、車好きが高じて今やツナギがファッション。
155しかないあたしより馬鹿デカくて、洒落た台詞さえも期待できそうにもない。
―――理想とは程遠い。
ねえ、鬼代人。
SEXしたからと言って簡単に信念を曲げるほど、あたしはお人好しじゃないの。
わかっててくれるよね?
後ろ髪を引かれる思いで、門扉を開く。
はあ〜、今度会う時はどうしよう?
せっかくの夏休みもヒマヒマっ子、キャバクラでまた頑張るか〜〜。


周囲の反応を思うと、鬱々だにゃ。


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