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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?〜鬱屈飲酒と意外情事〜-11

「……ぁん……まだ、出てる……」
子宮内で弾ける射精の勢いが幾分か収まった頃、半開きになった口から満足そうな声を漏れる。誠司の上に跨ったまま横たわるレイは、恍惚とした表情で胎内で渦巻く熱量を楽しんでいた。
「今日が安全日でよかったわ……こんなにどくどく出されたら、絶対妊娠しそうだもの……」
「……す……すみません……いきなりナカに」
「ふふ……いいのよ。最初から、ナカで出してもらうつもりだったから」
申し訳ない様子で謝る誠司の唇に人差し指を当て、レイは色香漂う微笑を以て謝罪を封じる。その上で、妖しい視線を誠司に絡ませ、言い聞かせるような口調で言った。
「……嫌な上司に辛くあたられても、嘆く事はないわ」
「レイさん……?」
「ただ、肝に銘じておけばいいの。『こんな上司になるものか』って」
そこまで言ってから、彼女は再び笑ってみせる。
「自信を持ちなさい。だって、女をここまで悶えさせる事ができるんだから」
「自信を……もつ……」
レイの言葉に誠司は、それを口に出し、心に刻むかのように繰り返した。
――すると。
「…ぁん……そっちの自信じゃ、ないぃ……♪」
自分が情交を終わらせたばかりであった事を無意識に思い出したのか、萎びていた陰茎がその身に再び血液を巡らせ、鎌首をもたげた。膣内でそれを感じたレイはまた微かに息を乱し、嬉しそうに囁いた。
「……でも、ごめんね。私、まだ動けない……」
「俺もです……気持ちよくて、早く動きたいですけど……体が……」
「一回目なのに、乱れすぎ……」
「そうですね……」
繋がったまま言葉を交わす。そのうち、どちらともなく唇を貪り、舌を絡ませ合う。
その行為はやがて、再び激しい情交へと昇華するのだった。


――耳障りな電子音。
まどろみの中、誠司は反射的に頭の上に腕を伸ばし、あるはずの物を手繰り寄せる。しかし今日に限って、それは指先にかすりすらしない。そうする間にも、電子音はうるさい程明瞭になってきた。
――脳が覚醒した証拠である。
いい加減うんざりしてきた誠司はとうとう、自分を叩き起こす犯人を捕らえるべく身を起こした。
「……あれ?」
いつもより少し重い瞼をしっかりと開いた彼の視界に映ったのは、自分の部屋とは全く異なった部屋。手繰り寄せようとしていた物――目覚まし時計も、見つからない。代わりにあるのは、耳障りな電子音を発し続ける電子時計。
(…ここは、一体…)
などと思ううちに。
(…あ)
ふと、一人の女性の顔が浮かんだ。刹那、昨晩の記憶がフラッシュバックする。
「……」
赤面する誠司。彼は火照ってきた体を冷やそうと、ベッドから立ち上がった。そこで自分が裸である事に気付き、更に顔を真っ赤にする。
(…なんて事をしてしまったんだ…)
後悔の念に苛まれながら、依然としてけたたましく叫び続ける電子時計のアラームを切った。
「…ん?」
その時、その電子時計の隣に、封筒が無造作に置かれているのに気付いた。手に取ってひっくり返すと、端の方に「誠司君へ」と書いてある。
(何か入ってるみたいだけど…)
訝しく思いながら、封筒の口を広げて中を覗いてみると、するりと中身が出てきた。
「…えっ?」
誠司の口から困惑が漏れる。
無理もない。封筒から出てきたのは、数枚の一万円札だったからだ。
「どうしてこんなに一万円札が…」
困惑しながら、一万円札をまとめる。
と、その中に一枚の紙が紛れ込んでいる事に気付く。ひとまず一万円札の方を台の上に置いてから、彼は紙を広げた。

『仕事があるから、先に出ます。同封したお金は楽しくしてくれたお礼みたいなものだと思ってちょうだい。

楽しかったわ。仕事、頑張ってね。
  ――レイ』

紙には、流麗な文字でそう記されていた。


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