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狂人達の宴
【その他 官能小説】

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狂人達の宴-14

「な、何が…」

そう言った時、今度は後頭部に衝撃が走り、春樹はそのまま気を失ってしまった。

彼らは警備員だった。見るからに屈強そうな対躯に防護服。それに警棒。
春樹は忘れていたのだ。警備員の巡回時刻を。

「大丈夫ですか!」

女性教師は警備員の迅速な対応により、一命をとりとめた。
春樹は暴行の現行犯として逮捕された。




ー9月下旬ー

「ねぇ、おケイ知ってる?」

「何を」

〈おケイ〉と呼ばれた女の子は、おっくうそうに声を掛けた子の話を聞いていた。

「昨日の夜、学校で暴行事件があったんだって!」

その内容に関心を持ったのか、女の子は訊き返した。

「それって誰が襲われたの?」

「それがさ、担任の町田先生だったらしいよ」

「へぇ〜」




〇〇県警〇〇署

取り調べ室。取り調べ官は、春樹の言葉に首を捻る。

「すると君は〈ルミ〉という女の子を助けるために、その先生を殺そうとしたと?」

春樹はうつ向いたまま、ゆっくりと頷く。

「か、彼女は〈天使〉なんだ。その彼女をアイツは不当に扱った。こ、殺されて当然さ」

春樹はそう言うと、うす笑いを浮かべる。

「そのルミって子とは、何処で知り合ったのかね?」

春樹は対面に座る取り調べ官を見据えると、人差し指を上に向けた。

「〈天使〉は空から舞い降りるものさ」

そう言うと、またうつ向いて独り言を言い出した。

その時、取り調べ室のドアーが開き、男が入ってきた。

「代わります。どうです?コイツ」

男の問いかけに、取り調べ官はただ黙って首を横に振った。


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