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秘書の恋
【OL/お姉さん 官能小説】

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強要編…2-1

「疲れた…」
会議室のホワイトボードを消しながら、わたしはそう呟いた。
20時から会議って…時間外労働もいいとこだよね、わたしはこれから片づけかぁ。
腕時計を見るとすでに22時を過ぎている。
わたしはため息をつくしかなかった。

「坂下さん、1人で片づけですか?
手伝いますよ」
「あ、真鍋君」
開けっ放しのドアからひょこっと顔を出した、真鍋君。
真鍋隆(まなべたかし)は、わたしの秘書課の後輩にあたる。
ちょっと頼りないかなって思うところもあるけど優しくて、よく気づいてくれる後輩。
「真鍋君、まだ帰ってなかったの?
いつもいつも残業してる気がするんだけど…」
「え?!
そ、そんなことないですよ…」
「そう?」
わたしはそんな風に動揺する真鍋君を変だな、なんて思いながら机に置かれた資料を片づけていく。
「坂下さんこそ、最近前より社長の側での仕事多いけど大丈夫ですか?
会議詰めだし、会議なくても会社に泊まってること多いって聞いたんですけど」
「う、うん…まあね」
会議が多いのは確かだけど…泊まっちゃうのは…
「あんまり無理しないで下さいね?」
「うん、ありがとう」


「これで全部ですか?」
「終わったよ。ありがとう、助かった!」
会議室から行けるようになってる、会議室の隣にある資料室があるんだけど、そこにやっと資料をしまい終わって帰れる!というとき。
資料室から会議室を結ぶドアのところでちょうどこけそうになって。
「大丈夫ですか?!」
真鍋君がわたしの体を後ろから支えてくれたんだけど。
「麗…?」
ちょうど、社長である金澤雪人(かなざわゆきひと)が入ってきた…
「ご、ごめんなさい…真鍋君」
「大丈夫ですか?きっと疲れてるんですよ。
じゃあ俺は先に失礼します」
真鍋君は何でかわからないけど社長を睨んだみたいだった。
社長は真鍋君が出ていくと会議室のドアを大きな音を立てて閉めて、わたしの側に来た。
「片づけ手伝ってもらったのか?
さっき、抱き合って何してた?」
「ち、違いますっ。
こけそうになって支えてもらって…」
「へぇ…」
「…社長?!」
押し込むようにしてわたしを資料室の中にいれると、社長はドアを閉めた。
わたしの体を壁に押しつけて、冷たい目でわたしを見つめる。
「電気ついてても薄暗いんだな、ここは…
何かしてたんじゃないのか?」
「…わたしが真鍋君となんてありえません」
「なら、確認しないとな」
社長はニヤッと笑うとわたしのスカートをめくってわたしのそれに膝を押しつけてきた。
「か、確認って…」
否応なしに開かされた脚が震える。
こんな状況で…
もっと繊細な愛撫が欲しいと。
どこかでわたしの体が社長を欲しがる。
わたしを愛して下さいと…


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