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増えいく行動
【青春 恋愛小説】

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増えいく行動 第二章-2

ちょっと変なポニーテールに白い肌の肩をチラリとみせる白い長袖の服。黒のスカートは上の服と黒のニーソックスに絶妙に合っていた。そんなナンパされそうな七海に一言…。
「んで何見るんだ?」
「ん〜わかんな〜い」
「はぁ?」
映画館に着いた俺と七海は何を見るか決めていた。あらかじめ話し合ったほうがよかったのだろうが…
「あ〜いよいよあっちついてから決めれば♪あっ!てかあたし決めとく〜」
とゆうように七海が決めることになっていたのでちゃんとは決めてなかった。恐らくだと思うが…
「お前決めるの忘れてたのか?」
「え?なんの話?」
この返答から推測して完全に忘れてる。
「まぁいいや。んじゃあれ見るか」
そう言って俺は一つの映画を指差す。その先に書いてあった映画は…
「ミルスとクルス?」
今話題のファンタジーストーリーの題名を七海は疑問系で読み上げる。
「知らないのか?」
「うん」
今話題になってるんだよな…。
俺はちょっと驚いた顔をしながら取り合えず大間かな内容を七海に説明した。すると即座に…
「よし見よう!」
そう言って俺の腕ガッチリ自分の腕を絡ませチケット売り場へと向かう。
あ、あの〜…胸が当たって…。


「ん〜まぁまぁかな?」
映画からでてきた七海は俺の腕をまた掴んで口を尖んがらせて言う。
「それにしちゃあ結構楽しそうだったな…」
映画を見ているときに七海の顔をチラリと見たが見る限りつまんなそうじゃなかった。とゆうか感動してる感じで目が輝いて見えた。
「わたしの場合まぁまぁ=面白いなのよ」
「あ〜そうですか…」
んじゃなんであの口をしたのか分からなかった。
「っと着いたぞゲーセン」
っと言って俺はゲーセンを指差す。七海は俺の指差すゲーセンの方をみてニヤリと俺を見て来た。
なんだそのなにか企んでるような顔は…。
そんなツッコミを心のなかでする。すると七海の顔は満面の笑みになり…
「べつに〜なんも企んでいませんから〜」
そう俺の心を読んで俺を引っ張って行った。その先は…
「プリクラ?」
そこにはプリクラだと思われるボックスがいくつも建ち並んでいた。
「そう!プリクラ!んじゃいこ〜♪」
俺が有無を言う前に七海は強引に引っ張って行った。
いやだから胸が…。


「んじゃ撮るよ〜」
俺はちょっと無愛想な顔をしてピースしたりしてポーズをとった。実はとゆうと俺はプリクラ経験は全くもってない。ここで言うのもなんだがデートも初めてだ。特にこうゆうのは想像してなかった。
3枚くらい撮った後ぐらいだっただろうか…。七海は4枚目を撮る前に俺に爆弾発言をしてきた。
「ねぇねぇチュープリ撮ろうよ〜」
七海は俺の腕をぐいぐいと引っ張り次のプリクラの設定をしていった。いくら俺でもチュープリがどんなのかわかる!から俺はもちろん慌てる。わからないひとに一言っ説明するとこうだ。キスしながらプリクラを撮る事だ。
「お!お前何考えてるんだ!」
いきなりチュープリ撮ろう言われれば絶対こうなると思う。てかならない人なんていないと思う。
「そんなにいや?」
微妙に悲しげな表情で俺に尋ねて来た。そんな表情をチラリと見せて七海は俯いた。
「ちょっ!七海?」
七海の頭にポンと手を置き少し撫でながら少し顔を覗き込むように尋ねた。そんな七海の肩が上下に震えていた。
泣かせちゃったかな?


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