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10年間の支配。
【学園物 官能小説】

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10年間の支配。(第一部、最初の1週間)-12

「出来た!これ見たことあるでしょ、西洋とかで昔首吊りの刑で使われてた結び方、ハングマンズノットって言うんだ。」
ロープで輪が作られていて、その輪からロープがのびている。
「今でも絞首刑とかで使われてるんかな、よく知らんけど。」
「ほら、さっさと首を出せよ!」そう言われながら後ろの生徒に奈緒美は背中を押された。
一歩前に出た奈緒美の頭を違う生徒が上から押さえつける。
奈緒美は抵抗しない。
「フフフ、この瞬間たまらないよねぇ。女子の首にこの輪をかける瞬間。」
「ちなみにこれ締まるだけの輪なんだよ、絶対に広がらない、これを君の首にかけるよ、外すにはロープ切るしかないよ」
前かがみになっている奈緒美の首に頭からゆっくりとロープの輪がかけられた。
ロープをかけた生徒はそのまま輪からのびているロープの部分を引っ張り、輪を小さくした。
輪は奈緒美の首周りの長さより少しだけ長いくらいに調整された。指が3本入るくらいしか隙間はない。
まだ隙間はあるのだが、奈緒美は息苦しさを感じた。精神的なものだろうか。
「これでロープを切らない限り、君の頭はロープから抜けない。気分はどう?」
「あなたたちホントに変態だね」奈緒美はとにかく強がった。
絶望的な顔をしたら、男子生徒たちを喜ばせることになると思ったからだ。
「てめぇ!」
生徒の一人が奈緒美の首からのびているロープを引っ張ろうとした。
「待てよ、まだ早い!」一人がそれを止めた。
「勝手に処刑するなよ、一度引っ張ったら緩まないんぞ」
「そうだったな・・・」
「さて、次どうする?」
「処刑の前にちょっと遊ぶ?俺、こいつちょっとタイプ!」
「いや、淡々と続けようぜ、あくまで処刑だ、遊びじゃない」
「よしじゃあ、佐伯さん、この台の上に立ってくれる」
生徒の一人が高さ60cmくらいの台を持ってきた。
奈緒美はその台の上に上がり立った。30cm×30cmの正方形の台だ。上に立つと人一人がようやく立てる程度。
また、首のロープを持っていた生徒が脚立を持ってきて天井のフックにそのロープを念入りに結んだ。
奈緒美はビクビクした感じの目でそれを見ていた。
奈緒美の首から天井のフックまでロープが一直線にピンと張られた。
奈緒美は少し首を引っ張られ苦しくなった。ちょっとだけつま先立ちをしたら楽になる。両足の裏をを台にベタ付けしたら
ちょっと苦しい。
「この状況、わかる?君、台から降りたら首が自動で絞まって息できなくなるよ。そう、もうわかってると思うが、
君はこれから絞首刑されるんだ」
奈緒美は苦しさのあまり、恐怖がました。
「お願い、もうやめて、ごめんなさい。」
「えーっ?どうしよっかなぁ。台蹴っちゃおうかなぁ。それとも君が疲れて台の上で座り込むか落ちるか、待とうか?」
「さっさと蹴っちゃえよ、やっちまおうぜ。」
「お願い!キスでもなんでもするから!大人のオモチャでもなんでもつけるから!」
奈緒美は必死に懇願し始めた。息が苦しいのだ。つま先立ちしているが、フラフラしてきていて、下手したら台から落ちそうだった。
「んー、じゃあ1時間待ってやる、1時間してお前がまだ生きていたら助けてやるよ」
リーダー格の生徒が言った。
「えーっ、マジでなんで今すぐ殺さないんだよー」
「うるせぇ、なんでもゆうこと聞くって言ってんだ、こんな面白い遊び道具ないぜ。簡単に殺すのも惜しい。
ただし処刑は処刑だ、すぐには中止しない、1時間耐えられたら処刑は中止だ。じゃあな。」
男子生徒たちは去っていった。


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