投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

カーテンと机とつぶれた気持ち
【青春 恋愛小説】

カーテンと机とつぶれた気持ちの最初へ カーテンと机とつぶれた気持ち 41 カーテンと机とつぶれた気持ち 43 カーテンと机とつぶれた気持ちの最後へ

繋がり-1

あぁ‥‥‥



身のほど知らずとはこのことを言うのだろう‥‥


今更、何を期待していたんだ‥‥。

本当に自分の愚かさに腹が立つ。




私は何をしているんだ‥?



玄関のドアを閉め、鍵を掛ける。
上にも下にも‥‥
チェーンも掛けて‥‥




鍵なんか掛けたって逃げ出せる訳じゃないのに‥。





自分を閉じ込めてるだけなのに‥‥。




下唇から鉄の味がした。


蹲って動けない。


動けない‥‥‥?




動かない‥‥‥?




違う‥‥‥。


ダメ‥‥。



私は動いちゃダメ‥‥。

これ以上、周りを振り回して掻き乱しちゃダメ‥。





ほどなくして頬をつたうものは乾き、しゃくり上げた喉も渇いたから立ち上がった。

私はいつもそうだ。



私が自分から何かしようとするといつもうまくいかない。



私が何も望まなければ‥。


カーテンと机とつぶれた気持ちの最初へ カーテンと机とつぶれた気持ち 41 カーテンと机とつぶれた気持ち 43 カーテンと机とつぶれた気持ちの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前