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教師×生徒=trouble
【教師 官能小説】

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教師×生徒=motion-2

放課後まで、あと1限。
今日の授業は終えたことだし、2階の史料室に寄ろう。
いわゆる、ミニ社会準備室みたいな所ね。書籍と大型資料など、どさくさの中で、模造紙による手書きの語呂合わせ年表記もあったりする。
明日は週末。
来週の資料に、何か見繕わないと……。
鍵を使ってドアを開けた瞬間。
「久しぶりだね、先生」
背後から抱きつかれた。
「……っ!!」
この声、この腕、この体温。
「……加賀美、崚…?」
「正〜〜解っ」
カチッ、鍵の閉まる音。
「離してよ!今、授業中でしょう?」
怒りが脳をかすめても、気づけば密室。
マズい…、この状況は……。
「会いたかったよ、先生」
「口先だけね」
何とか上辺だけでもあしらう。だけど…
「ふん。やっと2人きりだ」
どこから来るんだろう、この胸のドキドキは。
心が裏返る。こんなの気に入らない。
鼓音がどんどん重くなって、呼吸すら苦しくなる。
眼鏡を外された。
あ、魔除けが!
「返してよ!」
「返さない」
ぐっと左胸を掴まれた。
「っ…ぁんっ」
淡い快美感。
やだ…!
耳の後ろも吸われて、ぴくん…スーツ下で皮膚が甘怠く反応する。
「本っ当に、綺麗だな…」
うっとりと見惚れてくる彼に、厚かましく体中を撫で回されて。
「気安く…触らないで、よっ!」
妙な感覚を振り払いたくても。
「なんでさ?俺と先生の仲だろ?」
悪びれずに耳朶を甘噛み吸う彼が憎たらしい。
抵抗が抵抗ですらなくなる。
「あっ…の時1回だけよ!」
そう、壊れて死ぬかと思ったあの…SEXっ!
「はん、あんな早漏みたいなSEX。ノーカウントだ」
パンツのウエストボタンまで器用に外されてゆく。
…何、ですって…!?
「冗談じゃない!」
何のための捨て身よ!
やられ損なんて…
私だけが馬鹿みたい!
今もまだ後遺症に悩まされているのにっ!
お尻にすり寄る硬い感触を無視して。
女の貞操をナメてもらっては困るわ!



パァ――ンっ!
思いっきり殴られた。
強烈な平手ストレート。
小気味いい音が左頬から発生、ぐわんぐわん鼓膜まで熱い余震。
「…っ、てぇ!!」
ああ、股間にもクる。
やっぱ、依代先生はそうでなきゃ面白くねぇ。
にんまり。
「あっ!」
「気の強い女は好きだよ、先生。だけど、この痛い手はお呼びじゃない」
タイル床に押し倒して、ネクタイで後ろ手に縛り上げて。
「止めてよ!」
「止めない」
ゾクゾクする。
キッ!としたその目、その負けん気。
俺を熱く、ソノ気にさせる。
これが他の女だったら絶対、許せねぇところだけど…
先生なら許せる。
この頬の痛みさえも愉快。
古くさい眼鏡と野暮ったいスーツなんかの外面に、もう騙されないぜ。
俺だけが知ってる、セクシーギャップ。
すんげぇ優越感だ。
キスした。
「んぅ…」
何もかもが刺激的だ。


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