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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ番外【雪乃&銀次出会い編】-2

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この中で一番家が遠いのはアタシだ。といっても学校までは歩いて20分弱くらいの距離である。ツバサとももは途中で別れて今は一人で家へ向かっている。

テクテクテクテクテクテクテク
ポンポン
誰かに肩を叩かれたのでそちらを見ると…
「アンタ…」
「よう?また会ったなぁ?美浦さんよぉ?」先程告白してきたバスケ部のスーパールーキーだった。
「なにか、ようかしら?」
こいつ、明らかにさっきとキャラちがうじゃない…
「いやぁ、大した事じゃねぇんだけどよぉ、そっちで少しお喋りしてぇなぁと思ってよ」
ソイツが指をさしたのは今歩いてる道から少し外れた裏道。裏道は暗く、誰もよりつかないため声を出したところで無駄。そんな道につれこんで何をしようかはすぐに検討がつく。
「お断りするわ、ここでも話せるでしょ?」
「ッ、いいから来いよ!!」
ソイツはいきなりアタシの腕を掴んできた。
「ちょ、放してよ、大声出すわよ!?」
「あぁ?うっせんだよ!!」
パシン!!
「いた!」
頬を叩かれた、自分では分からないが多分真っ赤だろう。そしてアタシは叩かれた恐怖で声がだせなくなってしまった。
「オラ!こっち来いよ!!」
「…………」
人は誰もいない、走る車も今通りすぎていった黒い車しかない。アタシは初めて自分の家の遠さを恨んだ。


「西田、車止めや」
「はい、若」
キッ
「ちょい行ってくるわ」
「はい、若。お気を付けて」
ガチャ
「ヘへ、かわいいなぁ?急におとなしくなってよ、じゃあまずは唇からいただくか♪」
辞めて、来ないで!!
「イヤァ―――――!!!!」
「ラアァァァーー!!!!!」
エッ?
ガス!
「ガハッ」
わからなかった、叫んだ瞬間何かが飛んで来たことしか。
「人んとこの生徒に手出すなんてずいぶん度胸あるなぁ?しかも中学生相手になにしてんねん!自分も中学生やからって許されることやないで!!わかっとるんか!?」
「邪魔、すんじゃ、ねぇ!!」
「あ、あぶな…」
「遅いなぁ?欠伸が出るわ…」
「えっ?」
「なっ!?」
どうやったらこんな細い道でアイツの後ろに回れるの……。すごい…。
「これでも脚力には自信があんねん、ぞッ!」
バキッ!
「グフッ!」
確かなんかでみた、今の……後ろ回し蹴りッてやつ?
「バスケ部のスーパーなんちゃら言われて調子のっからや。今度この子になんかしてみ?二度とバスケ出来へんように……ッてきこえへんか」
「あ、あの?」
「ん?あぁ、怪我は……あるみたいやな?」
「えっ?」
「ほら、そこのうでんとこと膝んとこ。血出てるで?」
「あ、ほんと……」
「ちょい腕かしてみ?」
「あ、はい…」
チュッ
「な!?何を!?」
「ばい菌はいったら困るから血吸い出してんねん」
チュウ、ぺッ、チュウ、ぺッ
「後はこうして、こうしてこうするっと」
彼はアタシの腕と膝から血を吸い出して自分のハンカチで傷口を縛ってくれた。


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