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夜の学校
【ミステリー その他小説】

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続・夜の学校-10

「伊藤先生が二日続けてなんてめずらしいですね」
「そうかい? これからはちょくちょく行くことにするよ」
 おお、伊藤が目を覚ました。
 しかしそのあと、 
「実はね、あの後生活委員長の子に脅されちゃって。真面目にやらないと女子トイレの件をばらされちゃうんだ」
 と伊藤は小声でそう付け足した。うーむ、相変わらずあわれな伊藤教師。でもそんなところが好きだぜ。
「うぃーっす」
 やがて近藤がやってきた。近藤も寝ていないのか、目にくまができていた。
「お、近藤か? お前、もう生活委員にこないんじゃなかったのかよ」
 俺はニヤニヤしながら近藤に聞く。
すると近藤は何食わぬ顔で、
「ん? そんなこといつ言ったかな? さあな、忘れちまったぜ」
 なんて調子のいい奴だ。けどまあ、そこが憎めなくていいぜ。
「みんなおはよう」
しばらくすると、我が生活委員長もやってきた。
あたりを見回すと、今日も出席している生活委員は少ない。だけど昨夜委員長が行っていたとおり、まったくやる気のない奴にやらせてもマイナス効果かも知れないな。まったく委員長が生活委員に入る前の俺だったらこんなことは考えもしなかったぜ。
委員長が教室の前に立ってミーティングが始まった。
「さて、今日は 夏休み期間中の生活委員の活動予定について話し合うことにするわ。みんな都合のいい日をそれぞれ言って」
夏休みの予定か。そういえばもうすぐ夏休みがやってくるな。どうせ夏は暇だし、俺も少しは生活委員の活動に精をだそうかな、と俺は夏の青空が広がっている窓の外を見て思ったのだった。
                                <幕>


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