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たとえこれが卑怯だとしても
【レイプ 官能小説】

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たとえこれが卑怯だとしても-4

やっと手に入れた。
たとえこれが卑怯だとしても、君は抗い続けるだろう。
負けを許さぬ瞳を見てきたから。
それでもいい。愛しがいがある。
この腕に捕らえてしまえば、心はいくらでも…後から付いてくる。必ず。



求められた代償が、快楽という甘苦しい報奨で報いても。兄を守るための手段だとしても…。
惑わされてはいけない。
しっかりしなくちゃ。
―――これは愛じゃない。




後日、月森夢叶の手回しにより、小山祐透のスキャンダルはネガと共に闇に葬られた。
しかし、それこそ夢叶の奸計であったことを、深遠は知らない。



今夜も夢叶に鳴かされながら……。





《Fin》


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