投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ピュアorビター*side 藍*
【初恋 恋愛小説】

ピュアorビター*side 藍*の最初へ ピュアorビター*side 藍* 3 ピュアorビター*side 藍* 5 ピュアorビター*side 藍*の最後へ

ピュアorビター*side 梨花*-1

初恋。。一生に1度の恋。信じてた人に裏切られる気持ち、味わったことありますか?

2年前―――。あたしには大好きな彼氏がいた。藤堂 渉(とうどう わたる)、バスケ部のキャプテンだった彼は、優しくて、後輩の面倒もよく見て、勉強もできる方だった。本当に、“自慢の彼氏”。

渉はあたしを愛してくれていて、あたしも渉を愛してた。変わらない、幸せな毎日。


*****
紹介遅れました。あたし、高橋 梨花(たかはし りんか)です。高校生2年生です!
そして、大好きな彼氏が、藤堂 渉(とうどう わたる)。みんなに優しくて慕われていて、やることをしっかりやる人。渉と離れ離れになることがあるとしたら、どっちか死ぬときだと思う。
*****


「梨花ー。帰ろ☆」
渉の声。渉はこうやって毎日、部室まであたしを迎えに来てくれる。
「待ってよわたるー。あたしまだ道具片づけてなぃから..先、行ってて……??」
「え、やだやだ!!ここで待ってるから……ね??」
「……ありがと渉/////」


幸せだなー…ずっとこんな日が続けばいい。


「おまたせ。ありがとう、待っててくれて。」
「あ、いや…帰ろっか。」
「……?うん。」

なんか渉、元気ない?部活つかれたのかな?

「渉…元気ないよ?どうかした?」
「え、あ、いや!!なんもないよ。心配すーんなって。」


渉があたしの髪をくしゃっとした。こういうなんでもないことが幸せなんだ。渉がいなくなっちゃったらあたし、どうなっちゃうんだろう……たまに心配になる。

「そう?ならいいけど。無理しないでね?」
「おぅ、ありがとな。」


今日も渉は家まで送ってくれた。

これがあたしたちの毎日。登下校の道を、手をつないで一緒に歩く。何気ないことだけど、毎日変わらないことが1番幸せ。


それから3ヶ月ぐらい経ったある日、いつものように渉に家まで送ってもらったあたしは、渉に言い忘れたことがあるのに気がついた。そう、明日はつきあい始めて10ヶ月記念日のデート。あたしはプレゼントを用意していた。朝、予約してあるお店に行って、用意してもらってあるプレゼントを受け取りに行く予定。だからデートの待ち合わせをちょっと遅らせてもらおうと思った。

まだ間に合うかな?あたしは急いで家を出た。

それが間違いだった。

見てはいけないものを見てしまった。


ピュアorビター*side 藍*の最初へ ピュアorビター*side 藍* 3 ピュアorビター*side 藍* 5 ピュアorビター*side 藍*の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前