ピュアorビター*side 藍*-3
＊＊＊＊＊
「藍！」
「あ、渉ー☆」
「推薦決まったって？よかったなー！ほんとよかったょ！来年からまた一緒の学校だな！」
２年経った今でも、あたしと渉はうまくやってる。渉は私立大学に進学して、あたしも推薦で、来年から同じ大学に行くことが決まってる。
あれからの梨花先輩。あたしはあんまり見なぃょぅにしてたけど、やっぱり渉は気になるみたぃで、様子を見てはあたしに教えてくれた。渉と別れてしばらくは相当荒れてたみたぃ。でもとりぁぇず今は落ち着いて、県外の大学に進学したらしぃ。
梨花先輩、ごめんなさい。あたし渉のことが好きだったの。今も好き。いくら謝っても足りなぃと思うし、謝って済む問題じゃなぃのはわかってます。でも..最後に１つだけ言わせてほしぃ。
ありがとう。
渉にフられた梨花先輩は荒れてたけど、かっこいぃぐらぃ潔く、渉から離れていきました。あたしと渉のためを思ってなのか、近づく気もしなかったのか、わからなぃけど、あたしは梨花先輩を尊敬します。愛する人のために、１歩退けるあなたを。
「渉ー。」
「ん？」
「大好き。」
「なんだよ急にー(笑)」
「いぃの！ほんとのことだもん。」
「気持ち悪いなー(笑)……でも俺も藍が..世界で１番大切。」
梨花先輩。
ごめんなさい。
でも、
ありがとう。
あたし今、幸せです。