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きらいなところ
【大人 恋愛小説】

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きらいなところ-2

「忙しいから仕方ないよ」
また無理に笑ったとか言われちゃうかな……。
「……強いな」
予想外の言葉。
でも、私はただ、強がりなだけなんだよ……?
「そう?」
「でも、溜め込みすぎるなよ」
立ち上がって、お茶菓子取ってくると言った彼の背中が寂しそうだったのは気のせい……?

お茶菓子も本当に美味しくて、美味い、美味いと私が口々に言うもんだから、持ってかえるか?なんて言う。
私は笑っていいよと答えた。

「じゃあ、また来ますね………先生」


あぁ、といつもけだるそうに返事する彼の顔が私は嫌いだ。


自分のきらいなところを好きになれば何か変わる。

でも、彼のきらいなところをいくら好きになっても、私と彼はこのままだろう。


彼の私のきらいなところ
………興味があるな。と思いながら、道を歩き始めた。

帰り道は風が強かった。


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