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妹のお友達
【その他 官能小説】

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妹のお友達-2

パジャマパーティー

一週間ほど経ち、瞳の事はすっかり忘れていた。

その日淳一が学校帰りのバイトを終え、帰宅したのは夜の十時を過ぎていた。
何か食べ物にありつこうとダイニングキッチンのドアを開ける、思いもよらずそこに瞳がいた。
キッチンテーブルの椅子にパジャマ姿でちょこんと座リオレンジジュースを飲んでいる。
「あれ、一人? 香奈は」
突然の再会が淳一を動揺させたのか、まともな挨拶もせず間の抜けた質問をしてしまう。
「お兄さん、香奈ちゃんはまだお風呂です、私、からすなんですよ」
「そうなんだ、からすね、やけに白いからすだね」
淳一はぎこちなく笑うと、デイパックを肩から外し空いている椅子の上に置いた。

「ところで……この前……分かっちゃいました」
突然の質問に戸惑い、頭をかきにが笑いをした淳一は 「えっ、う、うん」 と
あいまいな答えを返した。
「やっぱり……なんだ、分かっちゃいますよね」
それに引き換え瞳は、あっけらかんとした表情でいる。
しばらく沈黙が続いた。
「ずっとそうなのかい」
「あんなすごいのあの日が始めてですよ」
やっぱり、すごい事をしたんだ。
「じゃあ今までもお風呂で……」
「……どうかな」
瞳の顔に一瞬妖艶とも呼べそうな表情が浮かび、淳一をどきっとさせた。

淳一は食パンを二枚、オーブントースターに入れると、冷蔵庫の中からマーガリンと牛乳を取り出した。

「今日はお泊り?」
「はい、一応パジャマパーティーです」
「可愛いね、そのパジャマ」
瞳はペロッと舌を出し、にこっと笑った。
美少女に指先が気が袖口から覗くような大き目のパジャマ、色は女の子らしい薄ピンク、ほんと、かわいいな……

二人はしばらくの間、取り留めの無い会話を楽しんだ。
淳一は瞳から、妹と同じクラスである事、姓が中島だという事、クラブ活動は参加していない事などの情報を聞き出した。
そこへ妹が風呂から出てくる。
妹は淳一を睨み、 「瞳、お部屋に行こう」 と言い、瞳の手をとり二階へと行ってしまった。

トーストを食べ終わると淳一も二階へ引き上げた。

淳一は息を殺し隣の部屋に聞き耳を立てた、今日は最初から静かだった、声も聞こえない。
きっと瞳が注意しながら、いろいろな事をしているのだろう。
想像の中の瞳は、この前と違い顔や体つきがリアルになり、淫らな格好で妹と絡み合っていた。
しかし、今度は瞳でオナニーをする気持ちが起きない、ほんとに綺麗な物を汚すことに対する罪悪感からなのだろうか。

夜中一時を回ったころ、淳一の部屋をノックする音が聞こえた。
静かにドアを開けるとそこに瞳がいた。
「お邪魔ですか、私」
「いや、でもどうして」
「お部屋変わると眠れないんです、目がさえちゃって、お泊りの時いつもそうなんです、しばらくお話してもいいですか」
「男の部屋でもいいのかい」
「ええ」
瞳は物珍しそうに部屋の中を眺めていた。
淳一は瞳をベッドに腰掛けさせた、自分は勉強机と対の椅子に腰掛け瞳の相手をした。


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