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『ご主人様の気持ち』
【その他 官能小説】

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『ご主人様の気持ち』‐2〜聡志編〜-1

『美央』と言う名の女。
何処にでもいる普通の女。
いや普通よりランクは下の方かもしれない。
化粧っ気のない顔に長い黒髪を無造作に束ねた、地味な女。
さらに付け加えるとすれば変わり者。
お人よしで、人を疑うことを知らない。
それに気付いたのは学園祭の準備の時。
美央を初めて見たときだ。
いかにも利用されていると分かる周りの頼み事。
雑用から人探しまで何でも律儀にこなしていた。
その上、その時に傷を負わせてしまった俺に対しても、変な申し出をして来た風変わりな女。
『何でもやります』
『何でも言ってください』
正直、迷惑な話だった。
俺は人との馴れ合いを極端に嫌ったし。誰かのために何かをする。そんな事が理解できなかった。
だから俺は言ってやった。
『夜の相手をしろ』
真面目さがにじみ出ていた女だ。そう言えば引き下がると思った。
だが美央は違った。
罪滅ぼしのつもりだろうか、戸惑いの表情を見せながらも承諾したのだ。
俺は更なる仕掛けをした。
簡単に引き受けたことを後悔し、逃げ出すように仕向けた。
それでも美央は引き下がるどころか、尚も従順さを身につけていく。
美央が『夜の相手』を始めて十日目。
今日も俺が仕掛けたメイド服を着ている。
『ご主人様』と強制的に呼ばせ、『舐めろ』と命令する俺の言葉に素直に従う。本当に変な女だ。


ジュボジュボと音を立てながら俺のモノをしゃぶる美央。
従順さはここでも発揮される。
全てを教えたのは俺だったが、その呑み込みの早さには正直、驚いた。
素直さがプロ並みの技術を身に付けさせた。そう言っても過言ではないほどだった。

俺は刺激を与え続ける美央の頭を押さえ言った。
「もういい」
いつもこんな感じで終わる口での奉仕。
美央の秘めた能力に翻弄されそうになる俺は、小さなプライドから口での放出を拒んでいた。

物足りなさを表しながら引き抜く美央。
この時ばかりは極上に思える。
上気した肌。
潤んだ瞳。
ヌルつかせた唇。
俺のつけたランキングが崩れる瞬間だ。
地味で冴えない女を自分が変える。
技術だけではなく表情さえもプロ並みにさせる。
そんな優越感が欲望を掻き立たせた。
俺は自分の暴走意欲を中で燻ぶらせながら命令する。
「そこでしてみろ」
机を指し、
「早くしろ」
恥じらいを見せる美央をけしかけた。
おずおずと机に腰掛け股を開く。現れた中心部分は既に濡れていたが、布が邪魔してよく見えない。
「取れ」
そのまま指を添えようとした美央を止める。
「下着は全て脱ぐんだ」
「上も、ですか?」
無粋な質問に俺は当然とばかりに頷いた。
ためらいがちに脱いでいく美央。
パンツを床に落とし、ブラウスをはだけさせ、肩紐のないブラを抜き取り、肌を出す。
眺めのいい光景に、
「エロイな」
素直な感想が口から漏れた。
袖に腕を通したまま肩と胸を露出させ、右足を机の上に乗せ秘所をさらす。
全裸とはまた違う卑猥さに俺のモノは興奮していく。
美央もまた興奮していたのだろう。
自らの指を濡れた部分にあてがい、
「うぅん・・・・」
ゆっくりと動かしていく。
「あぁん」
人差し指を第二間接まで入れたかと思うと中指まで加え、かき回す。


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