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放課後の背徳準備室
【教師 官能小説】

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放課後の背徳準備室-6

「伊吹…顔を見せて」
仰向けにされて、顔に絡まった緩い巻き毛を撫でるように退ける。
その指先まで優しい。
触れられた箇所から早戸の温かさが伝わり、肌に染みてゆく。
「好き…」
腕を回す。
「…僕、も…だ…」
その囁きは挿入の衝撃で言葉にならず、かき消されてしまった。
「ん…あぁ!あっ」
早戸の指が後庭にも入ってきた。
「いいっ、ん…ひぃい…ぅ」
2つの穴が早戸をぎゅうぎゅう締めにする。
伊吹の腹裏へまで来た指先が、敏感な薄膜を隔てた向こうの男根を自分で撫でさする。
「やっ…!ひぃ…ぅは…駄目っ!こすっちゃ…あっ」
「お…ぅ」
早戸の腰が徐々に忙しくなった。
や、感じる。
感じすぎて…つらい。つらすぎるっ。
足の爪先までピィィンと張り詰めるほど。
「感じすぎちゃっているね、伊吹…」
愛おしむように伊吹を見つめながら、早戸は尻を更に持ち上げる。
そして深く穿つ。
「いやっ…あ、はっはあ…あぁ!!」
極限まで高められた欲望は、あっという間に伊吹を真っ白にした。
早戸の背に爪痕を残して…。


壁時計の針が、19時と数分を指した。
隅々まで開かれ舐められ、しつこく早戸に探り回された全身は重い倦怠感に震えている。何回イッたかわからないほどだ。
それでも気力で制服を着始める伊吹。
透明感を増した白い横顔に見惚れながら、早戸は用意してきた言葉を吐く。
「今度の冬休み、…どこか行こうか?」
「…えっ?」
ブラウスのボタンをはめる手が止まった。
「だから、その…、学校でこんなことばかりじゃ…嫌なんだよ。街に出て普通に、ゆっくりと君を知りたい…」
思いがけない言葉。
「そ、それって…デート?」
真っ赤になる早戸。
照れくさいのだ。
自分から誘うなんて、まずあり得ない。本当に…。
もう待つばかりは嫌だ。
「嬉しいっ!」
伊吹の笑顔が大きく広がった。
しかし、次の瞬間には淋しくしぼんだ。
「ごめん…あたし、彼氏がいるから」
早戸の心が痛みに射たれた。
「これから年末年始で何かとイベント続きでしょ?だから、…無理」
伊吹の精一杯の嘘だと知らずに…。
「彼とは別れろっ!」
思わず本心が口をついて出てきた。
嫉妬で胸が張り裂かれそうだ。僕以外に伊吹を抱く存在が許せない。僕だけの伊吹でいてほしい。
「…先…生?」
「もう耐えられないんだ!…君は一体誰なんだ?」
激する早戸に戸惑う伊吹。
「探しても名簿にはない。本当にここの生徒なのか?『伊吹』すら嘘なのか?…教えてくれ」
理性のたがが緩み始める。


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