n.r〜SIDE 慶〜-3
「慶君…やめて、お願い」
咲季は目を潤ませて懇願している。
今までも我慢をしていたんだ。傷つけたくなかったから。
理性はすごく崩れ易く、戻りにくい。
触れた唇はすごく柔らかかった。
俺はもう一度口付け、舌を無理にねじ込み、上顎と歯の裏側を舌ですっと撫でた。
「んふっ…や、だ…っ」
そのままブラウスの釦をぷちぷちと外し、体を露にした。
咲季の上半身を纏っているのは薄いピンクのブラジャーだけ。
「慶く…っやめて、お願…」
咲季が泣いている…。
でももう止まらない。
俺は首筋へキスを落とした。
耳へ息がかかると咲季はびくっと反応した。
右手で乳房を揉み、左手はその頂点を指で挟む。
それはどんどん硬さを増していく。
舌先でちろちろと舐める。
「っあん…やだ、慶君やだ」
嫌だと言っていても体はしっかり俺を求め、体が火照って桜色に染まっている。
そしてその頂点を優しく吸ってやると
「あぁんっ」
小さいけど確実に官能の帯びた声を発した。
秘部を隠している布を剥ぎ取る。茂みからは愛液が満ちていた。
ぬらぬらとしているそこに顔を近付けた。
割れ目へ舌をやり上下に撫でる。
「っふあ…ああん、やだ…」
「やだ？嫌なのにこんなに濡らしてんじゃねえか」
一番敏感な芽に舌をざらざらと擦り付けた。
「ぁああんっ」
花びらを手でぱっくりと開き中指を差し込む。
何の抵抗もなく入っていく。
「処女だよな？やばいぜココ」
「っふう…っん」
咲季は答えず泣き声か喘ぎ声かもわからぬ声を発していた。
そしてそこに俺自身を沈める。
「痛い…痛いよっ慶君やめて」
すごい締め付けだ。咲季は痛いだろう。でももう我慢できない。
「痛いのは最初のうちだけだって」
咲季はただ泣き、喘ぎを繰り返すだけ。
俺はゆっくりと腰を動かし始めた。
快感がひしひしと伝わってくる。
それに任せて力強く出し入れをしていく。
「ぁん…っゃんっ」
咲季も痛みはなくなってきたようだ。
愛してる…咲季。
ずっと、ずっと…
何故別れようと言ったかもわからない。
そう想い、腹部へ欲望を吐き出した。