投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

natulal reration
【幼馴染 官能小説】

natulal rerationの最初へ natulal reration 11 natulal reration 13 natulal rerationの最後へ

n.r〜SIDE 慶〜-2

ドンッ!!

「…痛ってえっ」
「ごめんなさい〜」

いきなり俺の上に女が落ちてきた。

「ってぇな!!なにすんだよ?」
「謝ったじゃない。そんなに怒らなくても…」

俺は腹が立って、その女を無視して歩きだした。

「…悠、もう行こうぜ」
「ああ」

教室に着くとさっきの女がいた。

「「あ〜っ!!」」

二人同時にことばを発していた。
このとき俺は咲季を鈍臭くて、口煩いという印象しかなかった。

でも話してみると趣味が合って、気が付くとずっと話していた。

そして俺が咲季に特別な感情を抱くのに時間はかからなかった。

話してみるとどんどん咲季が解ってくる。鈍臭いところがあるけど、自分の思ったことは必ず言う。強情なところもあった。
でもすごく素直で笑顔が人懐っこい。

女を初めて愛しいと想った。

俺は今までこの容姿のおかげでか、色んな女と付き合ってきた。
とびきり美人もいたし、なにもかも完璧な子もいた。
でも誰にも本気にはならなかった。

「なあ、咲季」
「なあに?」

咲季は、ん?という風に首を傾げる。

「俺…咲季のこと好きなんだけど…付き合ってくれませんか?」

咲季は顔を真っ赤にして静かに頷いた。
俺も実はすごく恥ずかしかった。
人生で初めて自分から告白をした。


そして俺らは付き合うことになった。
咲季は今まであんまり恋愛経験が無いらしく、二人で登下校するだけでも照れまくっていた。

「一緒に下校とか今までと変わんねえじゃん」
「でも…恥ずかしいの」

ずっとこんな風にいれると思っていた。
ずっと咲季が傍にいてくれると…


だけどある日、

「慶君。ごめんなさい、私たち別れよう」

咲季から突然別れを告げられた。
今も詳しい理由はわからない。何度聞いても悲しげな顔をして首を横に振るだけで。

「どうして急に…」
「ほんとに…ごめんね」

俺は怒りと悲しみのあまり咲季を押し倒し怒鳴っていた。

「なんでなんだよ?理由をちゃんと言えよ」

黙りこくってなにも言わない。

俺はこんなにお前を愛しているのに…

俺は腕を押さえ付けて唇を貪った。
初めての口付けをこんな形でしたくはなかった。
本当は咲季がしても良いってまで待つつもりだったのに…


natulal rerationの最初へ natulal reration 11 natulal reration 13 natulal rerationの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前