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あの日の偶然(上)
【青春 恋愛小説】

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あの日の偶然 ※後日談-1

彼女と付き合い始めてから1ヶ月。
楽しい時間もありつつも、毎日の大学受験の勉強に追われていた。
お互い進学希望だし、俺もちょっと背伸びして1ランク上の彼女と同じ大学を狙うことにした。
ま、落ちたら彼女可哀想だし、秘密にしてあるんだけどね。
お互い、大体同じ学力だし…いや正直言うと彼女のが多少〜は頭いいかな?
結構一緒に勉強している。
そんなとある受験勉強中、彼女が言う。
「勉強大変だけどさ、2学期終わったらさ、お正月は1日息抜きして遊ぼ?」
俺も賛成だった。
「そだな、根詰めすぎてもな。一緒に初詣でも行く?」
「ん♪あ〜それとね?こないだ家の掃除してたお母さんが羽子板見つけたみたいなの♪」
そう言ってなにか企んでる様なちょっと子悪魔な笑顔で覗き込む。
「一緒にやろぉ?」
「あぁ、別にいいけど?望むところだ♪あーでも亜美ってそゆの好きだったっけ?」
と、いつも運動ごとにはあまり手を出さないイメージがあったので聞いてみた。
「ん〜。普段はやらないかな?でもぉ私と無月くんよ?コレはやらなきゃ〜でしょ?」
とても楽しそうに聞いてくる
…あ、、
そういうことか♪
「よっし!手加減しないぞ〜?マスクで隠すのは禁止だからな?」

そして二人で大笑いをしながら、またシャーペンを手に取った。


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