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妄想デート
【理想の恋愛 恋愛小説】

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妄想デート-1

彼からのTEL。
「俺の手料理食べに来ない?」
「行く行く!」
電話を切ってから、彼の手料理が食べれるとしか考えてなかったけど初めて彼の家に二人きりって訳で心の準備が・・・とか考え出すあたし。
でもそーゆー事考えてるのはあたしだけかもよ?
だって彼はいつもあたしの事を子供扱いするし、食べに行く訳で行ったら普通かも・・・
なんてゴチャゴチャ考えてるうちに約束の時間が迫っていた。
急がなきゃ!
あたしは彼の家に向かった。
ピンポーン
とうとう来てしまった。
緊張する〜
「どうぞ」
「お、お邪魔します」
ぎこちないあたし。
「戴きます。あっおいしい!」
「だろ?お前も俺見習って料理勉強しろよ」
「・・・はい」
悔しいけどあたし料理出来ないからその通り。
花嫁修業しなきゃ。
いつもの調子だと思っていると
「おっ時間だ」
と言って彼がテレビを付けた。
「何見るの?」
「コレ」
と言って彼が付けたのはメロドラマ。
「好きなの?」
「ていうか一回見ると続きが気になってさ」
「ふーん」
見ている途中でキスシーンが流れ
また緊張してきたと思っていると何と彼の手があたしの手に触れ、ぎゅっと握り、あたしをじっと見つめ、次の瞬間されてしまった。
ドキドキだったあたしにとってのファーストキス。
真っ赤になって固まってるあたしに対して
「あ、いつの間にかドラマ終わったみたい」
と何事もなかったように言う彼。
あたしはまだ言葉も出ない。
まだあたしは子供だけどこんなの初めてで今まで子供扱いされてると思ってただけにドキドキだった。
そしてこれはまさにあたしが今まで妄想していたデート。


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