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=《蒼閃機甲バルトーク》=
【学園物 恋愛小説】

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=《蒼閃機甲バルトーク》= 〜第壱斬「蒼い巨像」〜-10

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美作宅にて………。

朝早くから台所から煙が上がっていた。

「おっはよ〜……………。」

そんな時、【美作翔太】が起きてくる。

「…………姉貴、なにやってんの?」

台所の現場を見て、翔太が言った。
視線の先に……エプロン姿の美月がいる。

「何って……弁当作ってんのよ。」
「姉貴、コンビニ派じゃん。」
「たまにはね、こういうのもいいかと思って。」

どうしても納得できない翔太はテーブルの上を見た。


弁当箱が………二つ………。


「なんで二つあんのさ。」
「自分で食べんの。うっさいから黙ってて。」
「ふ〜ん。」

その理由に心辺りがある翔太は、ニィッと笑い、こう続けた。


「蒼真兄ちゃんの分だろ?」


ザクッ!

美月の精神に36751ダメージ。
改心の一撃。
せっせと料理を作る手が止まる。

「…………図星?」
「だぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜っ!!!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいっ!!あんたは黙って朝飯を食うっ!」
「蒼真兄ちゃんも幸せ者だな〜。」
「恥ずかしいから黙ってて〜〜〜〜っ!!!」
「母さんと父さんは?」
「もう行った!あんたも早く行きなさいっ!」
「は〜い。」

翔太はテーブルの上の美月の手料理を頬張る。
…………かなり旨かった。


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マンションの入口前。
とある決意をして待つ美月の姿があった。
手には………ピンク色の包み。
中には、弁当。

「(大丈夫………食べてくれる。)」

必死に自分に言い聞かせる。
今なら、緊張で死ねるかもしれない。

「(大丈夫………ちょっと多く作っちゃっただけだから………。)」

バレバレの言い訳である。
もはやお約束。

「…………じゃぁ、後でね。」
「うん。」

中からの声。


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