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夫婦の一分
【その他 官能小説】

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夫婦の一分-3

彼が最近お気に入りの体位に組みかかった
それはたぶん体位としての正式名称があるのだろうけど
私は知らない。
それは 仰向けになった私の足の間に、彼も足を投げ出す姿勢で
合体する。
足を片方が相手の上ならもう片方は下とクロスさせて
互いにブリッジ姿勢で合体させる

初めて試みた時、挿入後のペニスの当たりどころが新鮮で
私もいい気持ちになったからか、相手の動きではなく
私自身が自分のポイントに導くべく、また相手というより
自分の中心に嵌められたモノは自分のモノという感覚で
貪欲に腰をねじりグラインドさせ、ここだと思うところでは
キツク締め付けて離すまいとし
セックスに相手がいることをすっかり忘れて楽しんだ。

その時彼は
「そんなことしたら・・・そんなこと・・だめだって、イってしまうって・・」
と困ったような悦びで本当にあっという間にイってしまった。

今回もそのお気に入りの体位で私を責める
私はすっかり出来上がってしまっているので
実際、何度も絶頂に達し、彼が不意に私から離れてしまうたびに
「あ、、出る でちゃう・・」
「でちゃった・・あぁ、やだ・・」とシーツの濡れを気にして
その度彼が ティッシュやタオルを敷いたり、私の滴る部分に
押し当てて拭いてくれたりと
滑稽で夫婦ならではの温かいかっこ悪さを感じながらも
私のみならず彼もかなり熱を入れて励んだ。

私はいつでもどこでも(?)何度でも達してしまうが
彼が達する時は 正常位かバック
やはり肌の密着は欠かせない。
彼がしっかり私を抱きしめるか、私が強く彼を抱きしめる
そうして彼は私の中で果てるのである。

私から離れて彼は 私の淫らに乱れ濡れた部分に
ティッシュを押し当ててくれたが
私は動けない
彼がパジャマを着て自分の布団に落ち着こうとしても
まだ動けない

「いつまでもそんな格好で 余韻にひたってるんじゃないよ」
とぺちぺちとオシリを軽くたたかれるけど 
動けない
「いいの。まだ、気持ちいいんだもの」と私は笑顔だけ返す

自宅の寝室でそうは長く淫らな姿もしていられない。
現実の環境を受け入れて、仕方なく身を整える
「あ〜〜あ、明日起きれなかったらお前のせいだ」
そういいながらもいつもならすぐにいびきを立て始めるのに
彼はしばらく私との会話を望んだ。

腕枕をするでもなく、夫婦という関係の平安な距離で
「変なコトいうけど・・」と本当にへんな話をしてくる
女も処理が大変かと思うけど、男は後処理をしっかり
しておかないと、翌朝には「糊」状態で下着にへばりついてしまおうものなら
生みの苦しみほど痛いのだそうだ。

加齢臭の自覚とかも話していた。
耳の後ろは特に念入りに風呂では洗うと・・・
「私は?臭う?」と聞いてみた。
私には特に自覚もないし、嗅覚も良いので心配はしていないけど
「夫婦の間柄だから遠慮しないで臭かったら教えてね」
といいながら可笑しくなって二人で笑った。


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