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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-189

 ふっ…

「ひぃっ……!」
 耳の裏に吐息を浴びせた。敏感になっているところを矢継ぎ早に責めて、

 くにっ、くにくにくにくにくにっっ!

「ひ、ひあっ!! ら、らめぇぇぇ!!」
 とどめの一撃は、急所に…。大和は、バストを結ぶ両突起を指で摘み上げ、それを強く捏ね回した。
「んっ! んうぅぅぅぅっっ!!」

 びくっ、びくびくっ… びくん!

「……! ……!! ……!!!」
 咥えていた指を強く噛み締めて、桜子は必死に絶頂の雄(雌?)たけびを押さえ込んだ。

 ぶるるっ、ぶるぶるぶるっ…

 沈黙の中で性の高みに辿りついた彼女は、代わりに激しい身震いで、達してしまったことを大和に伝えていた。
「んはっ……! はぁっ……あぁぁ……」
 やがて、繰り糸を切られたように力が抜け、彼女の身体が自重によって床に倒れこもうとした。それを、大和はしっかり抱きとめる。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 口の枷を解いて、咥えていた指がだらりと下がる。粘度の高そうな銀糸が、指を追いかけながらキラリと光を放っていた。
「………」
 抱きかかえた桜子の身体を、大和はそのままベッドの上に運んだ。仰向けに寝かせた時に、今まで揉んでいた乳房が“ぷるぷるっ”と愛らしく震えた。
「はぁ……ふぅ……ん、ふぅ……」
 その胸を上下させ、熱く荒い呼吸を繰り返す桜子。絶頂の余韻が治まらず、体の中で渦を巻いているのだろう。
 彼女に覆い被さった格好のまま、大和は手を出さず、静かに様子を見守った。
「もう……大和くんの……えっち……」
やがて、桜子の唇から吐息交じりの悪態が出てきた。
「いきなり……するんだもん……」
 少し拗ねた口調でもある。
「我慢できなかったんだ」
 大和には弁解の余地もないが、それに言い訳をするつもりもなかった。
「きみに触りたくて、さ……。だから、いま逢いにきた」
 ただ正直に、桜子を求めていた自分の心を伝えるだけだった。
「………」
 桜子の顔色には、大和を責める険しさなどない。いくらか納得しかねている様子というところだろうか。強引に責められたとはいえ、気をやるほどに気持ちが良かったのは事実なのだから。
「桜子」
「あっ……」
 覆い被さっている大和の顔が、さらに近くまで寄ってきた。彼の呼吸もまた、普段のそれとは違う乱れがある。自分の体に触れたことで、彼もまたその興奮を高めたのだろう。
 真摯な瞳に射抜かれて、桜子の中にあった僅かなわだかまりは、陽光を浴びた露のように、綺麗に霧散していた。
「大和……くん……」
 たまらずに桜子は目を閉じた。純な光で貫いてくる大和の視線に、心の中にある全てを見透かされてしまいそうだったからだ。彼のことを切に求めて、燻っていたのは、自分も同じだったと言うことを…。
(嬉しかったの……本当は……)
 強引でも何でも、積極的に自分の体を愛してくれたこと。“触りたくて、たまらなかった”と言ってくれたこと。そして、自分のことを“桜子”と呼びつけてくれたこと…。
(大和くんになら、どんなことをされても、あたし……)
 身も心も、全てを剥き出しにして、彼に委ねたい。あらゆる理性を紐解いて、彼女の中に残ったのは、大和を真に求める熱い情愛であった。
「桜子……きみが、もっと欲しい……」
「うん……いいよ……あげる……あげるよ…」
 彼の望みを受け入れる言葉を紡いだ唇。
「んっ……」
 それは瞬く間に、熱い吐息を含んだ、柔らかい感触に包み込まれた。


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