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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-137

「もっと、こっちに……」
「う、うん」
 ベッドの縁に座っていたのを、その中心まで導かれる。彼のプライベートな領域に招待されたということの意味を、充分すぎるほど桜子は理解していた。
「あ、あっ……」
 首筋に舌が這っている。さざめきが、触れた場所から俄かに沸き立ち、背筋を走る熱い痺れに桜子は震えた。
「ん、んっ、んきゃっ……」
 熱い痺れが、更に大きくなった。肩を優しく抱いていた大和の手が、その場所を移したのだ。
「あっ、あんっ、んっ、んっ……」
 豊かに膨らむ、桜子の胸に。

 むにゅっ……むにゅ、むにゅ……

「あ、あくっ……んっ、んんっ……」
 乳房をしたから抱えるように、ゆっくりと大和の手が胸を慰撫してくる。布地の厚いエプロンの上からでも伝わってくるその掌の暖かさが、桜子をさらに酔わせた。
「エプロン、脱がなきゃ……」
「いいよ、そのままで」
「ん、でも……ん、んふぅ……」
 大和の愛撫に篭る熱気が、更に強くなる。耳元に感じる彼の荒い呼吸は、普段の静けさが嘘のような乱れを生じており、背中から伝わってくる彼の鼓動もまた、呼吸のあらぶりに同調しているかのような激しいリズムを刻んでいる。
「桜子さん……好きだよ……」
 耳元の囁きに、甘さが生まれた瞬間、
「あ、あっ…」
 じわ……と、太股の奥から熱いものが滲み出てくるのを桜子は感じていた。
「桜子……」
「ん、んふっ……くっ、んっ……」
 エプロンの端から潜りこむ大和の両手。間に挟まる生地がひとつ減ったことで、立ち昇ってくる刺激は強くなり、桜子を酩酊にも似た昂ぶりへと誘った。
「はぁ……あ、あぁっ……ふぁっ……」

 むにゅ、むにゅ、むにゅ……

 と、揉まれるたびに膨れ上がる官能。それが弾け、桜子の全身に愉悦を散らせ、性への慎みを奪っていく。
「あぁ……ん、んっ……」
 事実、膨らみに生まれる抑揚を起点として身体中に湧き上がった火照りに、彼女の意識は霞みを帯び始めていた。
「んっ」
 乳房を慰撫してくれていた大和の両手から、右手が離れた。かすかに湧いた寂しさと頼りなさは、しかし、太股の内側に熱い熱情を感じたことで霧散する。
「あ、あぁ……」
 スカートの縁から入り込んだ大和の掌が、優しく内股の肌を撫でていた。
「ふ、ぅ……ん……んふぅ……」
 急所に間近い場所は、それだけの敏感さを持ち合わせている。大和の優しい労わりが太股を上下するだけで、胸を愛撫されていた時のものとは全く違う刺激的な肌のさざめきが生まれ、桜子はさらに酔いが強くなった。
「好きだよ、桜子……」
 ふ、とうなじに想いの篭った息を吹きかけられながら、胸と太股に愛撫を受ける。
(と、とろけちゃうよぉ……)
 思考は既に回転を止めていた。大和が成してくれる行為のひとつひとつに反応した甘い刺激だけが、桜子を現実の中に繋ぎとめている。
「あ、あっ」
 太股を撫でていた大和の右手が、肌を伝うようにして奥まで進んできた。そしてそのまま、桜子の熱源となっている部分に指が添えられた。
「あ、ん、んんっ――――……ッ」
 刹那、甘さの中にも鋭角的なものが備わった刺激が桜子の体を貫いた。たまらず腰が浮き体を捩らせてしまうが、それは大和の熱い抱擁で堰き止められ、行き場をなくした刺激の渦がそのまま桜子の中で氾濫を起こす。
「あ、ああっ、んっ、んくっ、あっ」
 指が溝の部分をなぞるように、上下している。源の熱を冷ますように、たちまちにして潤みが溢れ、ショーツに染みこんでいく。しかし、染みが広がれば広がるほど、熱気はおさまるどころか更に温度を増し、桜子を悶えさせた。


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