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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』(第1話〜第6話)-126

「あ、あつい……ッ」
 桜子の腰が浮く。両手で太股を支え、桜子の身体が上に逃げていくのを抑えながら、大和は膣口の先に埋まりかかった先端を更に奥の方へと押し進めた。
「んっ! くっ! あ、ああっ!」
 すぐに、抵抗が先端に圧し掛かる。大和の腕を掴んでいる、新しくテーピングをまかれた桜子の指先が爪を立てて、細身でありながら筋肉質のその腕に薄く傷をつけた。

 ぴりっ、ぴりぴり……

「ひ、ぐっ……い、いたっ……!」
 何かを切り裂いて進んでいく亀頭。当然だが、桜子は痛みを訴える。
(………)
 進行を留め、荒い息の桜子を窺う大和。もしも、痛みに耐えられないというのなら、ここでやめるつもりでいる。
「ど、どうしたの……?」
 眉を捩らせながら、止まってしまった理由を桜子は問うて来た。
「さ、最後まで……お願い……ちゃんと、して……大丈夫、だから……だから……」
 はぁ、はぁ、と明らかに痛みの中で呼吸を荒げている桜子は、しかし、健気にもそれに耐える事を大和に誓った。
(桜子さん……)
 愛しさを止められなくなった大和は、今度は唇にキスを捧げると、留めていた進行を再開する。

 ぴり、ぴりり……

「い、つ……いたっ……ん、く……」
 思いのほか、強靭な膜がその進行を妨げてはいたが……

 ぴちっ……ず、ずるっ!

「ひ、いっ! あ、ああぁあぁぁぁぁ!!」
 何かが弾ける感触を亀頭で感じた瞬間、勢いを得たように大和の全てが桜子の中に収まっていた。
「入った……」
 桜子の胎内(なか)は、想像通りの暖かさに満ちていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
 目の端に涙を溜めて、呼吸を落ち着かせようとしている桜子。おそらく、裂けるような痛みが股の間に残っているはずだ。文字通り、彼女の操を“裂いた”のだから。
「うれしい……あたし、うれしい……」
 しかし彼女は、そんな痛みを表情には出さず、満ち足りたような笑顔を見せてくれた。
「大和くんが好きだから……大和くんに“初めて”をあげられたから……」
「!」
 あまりにも健気で、不覚にも大和は泣きそうになった。
「や、大和くん……?」
 だが、あまり涙は見せたくない。大和は彼女の体を強く抱き締め、瞼の裏で湿り流れ出しかけたものを、さりげなくシーツで拭い取ってしまう。
「痛くない?」
「ちょっとだけ……でも、暖かくて……気持ちいい……」
 どく、どく、と大和の鼓動が胎内に収まっている固いもの震えとなって、桜子の中で響を生んでいる。それが、痛みの中にもかすかに芽生えている甘さを刺激してきて、滲んでくる心地よさに桜子は酔い始めていた。
『狂うぐらいに、気持ち良くて……』
 いつか姉が言っていた性の快楽。まだその高みまでは届いていないが、きっとたどり着けるはずだ。
 彼のことが好きだから……愛しているから……、
「あ、あっ!」
 桜子の感傷を払うように、刺激が粘膜の中で蠢いた。大和の腰が、前後したのだ。
「つ、くっ……い、いた……」
 傷ついた部分を擦られると、やはり痛いものばかりがその後に残る。
「あ、ひっ……」
 だがその中にも、確かな快楽の種火を感じる桜子ではあった。


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