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ふたり
【幼馴染 恋愛小説】

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ふたり【波乱、のち○○】〜遊輝は愚か者!?〜-6

「薫も泊まりだ。土日、久々の連休らしいからな。‥よし! てことで酒買い足しに行ってくるぜ! おい、あかね。これ冷蔵庫に入れといてくれ。」

手に持っていた物をあかねに渡し、あや姉は勢いよく飛び出していった。

あかねが渡された物とは【特上寿司6人前】。

俺達が1人前ずつ食って、残りの3人前はあや姉が‥という寸法だったのだろうか。


「ぷっ‥‥」


「「‥アッハッハッハッハ━━………‥‥」」

三人共、こんなに笑ったのは久しぶりだった。


━━この日の夜は斎藤家の電気が消えることは無かった。騒ぎは夜通し続き、閑静な住宅街に時折あや子の叫び声が響いた。

この日の経緯を語り合った三人は、もう何のわだかまりも無く笑い合っていた。
作り笑いでもない心の底からの本当の笑顔で。


【波乱、のち晴れ】
終わり



『勇者』は『弱者』から派生する。最初から強き者は『強者』であり『勇者』ではない。
弱き者が勇気をもって強く生まれ変わることで『勇者』は誕生する。
そして『勇者』は弱き心と強き心のふたつを体得するため『強者』よりも優れている。

最後にひとつ言えることは、誰もが『勇者』と成り得る素養を持っているということである。
━・以上、蛇足・━


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