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俺らの明日
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俺らの明日SECOND-2

「何がどうなったんだよ。」
「け、賢治ーー!?しっかりしろ!!」
「ていうか何でお前下半身何も穿いてないんだ?」
「うわ、何やってんだよ!!」
「誰かが脱がしたんだよ。」
「たぶん俺だ。こけそうだったからなんか掴もうと思って。」
「とりあえずお前はズボンを穿け。見苦しいよ。」
「わかってるよ。」
「あいてて。」
「け、賢治!?鼻血出てんぞ!!」
「うぉああーー!?なんじゃこりゃーー!!」
「どっかで聞いたことあるセリフだな。」
「駄目だ、血が止まらん。」
「仕方ねえ、ホイミ!!」
「馬鹿かお前!?」
「そうだよ。ケアルだよ。」
「てめえも十分馬鹿だ!!」
「ほれ、ティッシュだ。」
「お前がいてよかったよ。」


「とりあえず何があったか検証しようぜ。」
「賢治、こっち見るな。吹きだしてしまいそうだ。」
「しょうがねーだろーが。鼻血出てんだから。鼻に詰めてねーと垂れてくんだよ。」
「お前だけ壁のほう向いてろ。」
「イジメ!?イジメだよ、それ。」
「まぁ、賢治は置いといてだ。」
「おい。」
「まず最初に枕を振り投げたのは俺だ。」
「たぶん当たったのは賢治だよ。」
「ああ、そうだろうな。」
「てかおかしいよ。何で俺枕持ってないのに始めんだよ。」
「じゃあ、チェストって言ったのは?」
「それも俺だ。」
「お前やりたい放題だな。もう少しで俺に当たるところだったんだぞ。」
「てか、何でお前連続で攻撃できんだよ。枕はどうしたんだ?」
「ああ、俺投げてねーんだ。こう、両手で持ってバットのように。」
「どうりで破壊力あるはずだよ。枕で鼻血出るわけねーもんな。」
「じゃあ、賢治の仇っつったのは?」
「ああ、それは俺だ。」
「誰かに当たってなかったか?」
「いや、俺は喰らってない。」
「俺だ。起き上がったところでまた顔面にぶち当たったんだ。」
「賢治の仇とか言って賢治に止めさしてんじゃん。」
「それでお前が俺のほうに倒れてきて・・・」
「お前が倒れて俺を襲ったと。」
「待て、それは違う。」
「よく言うよ、いきなり下半身から脱がしやがって。」
「エロエロだな。」
「上はつけたままヤるつもりだったのかよ、変態だな。」
「てめえら・・・皆殺しだーー!!」
「がはぁっ!!」
「け、賢治――!!」


「二日目フォーー!!」
「マリスポフォーー!!」
「しつこいよ。」
「なんだよ、マリスポって?」
「今日やるマリンスポーツの略だ。」
「なんで略すんだよ。」
「だってマリンスポーツフォーーだと言いづらいじゃん。」
「むしろ言わなくていいよ。」
「俺ら最初なんだっけ?」
「バナナボートだな。」
「なんか卑猥だな。」
「お前の思考回路のほうが十分卑猥だよ。」
「つーか、存在が卑猥だ。」
「猥褻物陳列罪だな。」
「殺す・・・」
「落ち着け。」
「ほれ、乗りに行くぞ。」


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