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秘中花
【幼馴染 官能小説】

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秘中花〜赤花〜-2

「はぁ…っ」
 切れ長の目が揺れ、太股が開く。
 その横で、凛子は赤黒い隆まりをぎごちなく口に含んだ。
 れろっ…ちゅっ…。
 どうすれば良いのか判らない。だけど…

(好き、亜蓮が好き)

 その想いだけで、本能が教えてくれる。
「あっ…、凛…子…」
 顔が良く見えるようにと、亜蓮は凛子の長い髪を後ろへ払う。
 そのまま優しく頭を撫でる手に安心しながら、口淫を続ける。
 亜蓮の息が乱れ、凛子の口内で大きく張る。
「っはぁ…もう良い、良いから…」
 それでも止めない。
 更に更に、付け根から上へと扱きを速める。
「凛子っ、っ!くぅ…」
 亜蓮の腰が浮く。
「んうっ…!」
 一気に喉奥まで来た熱さに涙ぐみながらも、凛子はゆっくりと嚥み干した。
 口角から零れ落ちた一滴さえも惜しい。指で掬い、唇に塗り付けてみる。

(…亜蓮の…味だ)

 自分の中で亜蓮の一部が浸透する。それは凛子を淫靡な気分にさせた。
「っはぁ…」
 しかめた顔を緩めながら、畳に倒れた亜蓮。
 そして手を伸ばして、余韻に酔う凛子の半衿を掴んでキスする。
 腥い自分の味などお構いなく、口腔を犯す。犯して犯して、興奮で色染まった乳首を引っ張る。
「ああっ!」
 すっかり高ぶった凛子の身体は、きつい痛みさえも甘い快感に変わる。
「上にのって」
 最後の襦袢を脱がされ、凛子は亜蓮の腹の上に跨がった。
「違う、こっち」
「えっ…?」
 仰向けた顔の上に、凛子の花芯を引き寄せる。
「やだ!恥ずかしいよぉ」
「何を今さら。こんなに濡らして…いやらしい娘だ」
 思わず隠した凛子の手を退けて、秘唇を思い切り広げる。
「あんっ、亜蓮の…せいなん…だから…」
 息絶え絶えながらも真面目に答える凛子に、亜蓮はにやりと笑う。
 手を休めることなく、小さく勃った肉芽をきつく摘んだ。
「いぃっ…!」
 そのまま左親指で捏ね回しながら、付け根を亜蓮の舌が小刻みに嬲っていく。
「ああぁっ!あっ、あっ!ああぁっっ」
 火が点いたように欲情が膨れる。興奮が逆流する。止まらない。
 しかし、亜蓮は焦らす。
 てらてらと珊瑚色に艶めく割れ目を右中指で滑らせて後蕾へ撫で上げる。
 五指の腹から沸き起こる疼痒が、凛子の秘裂を襲う。
「亜蓮っ、亜蓮!」
 肉襞が喘ぐ。たまらず、後蕾がぎゅうぅぅと窄まる。淫水が溢れ出す。
 亜蓮の指は、蜜を掬うように秘蕾の縁を円で描く。
 抉ってほしいのに、遠慮がちに何度も何度も循環するばかり。そんな軽い指淫すら、凛子は狂い乱れる。
「…駄目っ!挿れて!」
 羞恥より咄嗟に咽叫ぶ。
 待っていた言葉に早速、亜蓮の指が容赦なく責め込む。
「あ――――…!!」
 一気に来た頂点に崩れ落ちる凛子を畳に転がして、亜蓮の一直線。


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